「NotebookLM」と「Gemini」の違いを徹底解説!どっちを使うべき?

Googleが提供する話題のAIツール、「NotebookLM」と「Gemini」。
どちらも高性能なAIですが、一体何が違うのでしょうか?

「名前は聞くけど、どっちを使えばいいの?」
「自分のやりたいことには、どっちが向いてる?」

そんな疑問を持つ方のために、この記事ではNotebookLMとGeminiの決定的な違いを分かりやすく解説します。それぞれの仕組みや得意なこと、具体的な活用シーンを知れば、あなたにぴったりのツールが必ず見つかります。

1. 結論:一言で言うと何が違う?

まず結論からお伝えすると、両者の最大の違いは「AIが参照する知識の範囲」です。

  • Gemini: インターネット上の「全世界の知識」を使って、幅広い質問に答える「物知りなパートナー」

  • NotebookLM: あなたがアップロードした「手元の資料だけ」を使って、専門的に分析する「専属の分析アシスタント」

つまり、「何でも聞きたい」ならGemini、「特定の資料を深く分析したい」ならNotebookLMが向いています。

2. 比較表で見る決定的な5つの違い

それぞれの特徴をより詳しく比較してみましょう。

比較項目 Gemini (ジェミニ) NotebookLM (ノートブックエルエム)
① AIの知識源 インターネット上の膨大なデータ(Web検索も可能) あなたがアップロードした資料のみ (PDF, Googleドキュメント, URLなど)
② 得意なこと ・幅広い話題のチャット・アイデア出し、創作
・コーディング、翻訳
特定の資料に基づいた要約・分析
・資料を横断した情報の抽出・出典元の確認
③ 回答の正確性 高いが、たまに事実と異なる回答(ハルシネーション)をすることがある 非常に高い。参照元が限定されているため、資料にない嘘をつきにくい
④ 主な用途 日常の疑問解消、ブレインストーミング、文章作成のサポートなど 論文・レポートの執筆支援、会議議事録の分析、社内マニュアル作成など
⑤ 料金(2026年現在) 無料版あり 無料版あり

3. 「知識の広さ」のGemini、「知識の深さ」のNotebookLM

ここからは、それぞれのツールが持つ根本的な仕組みの違いについて深掘りします。

Gemini:インターネット全体を味方につける「広範囲型」

Geminiは、Googleが開発した最新の汎用AIモデルです。インターネット上の膨大なテキスト、画像、音声、動画データを学習しており、あらゆるトピックに対して人間のように自然な対話が可能です。さらに、リアルタイムでWeb検索を行う機能(Google検索との連携)も持っているため、最新のニュースやトレンドに基づいた回答も得意とします。

→ 強み:未知の分野の情報収集、多様な視点からのアイデア出し、クリエイティブな作業

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NotebookLM:あなたの資料を熟読する「特化型」

一方のNotebookLMは、「RAG(検索拡張生成)」と呼ばれる技術を応用したツールです。これは、AIが回答を生成する際に、あらかじめ指定された外部の知識源(あなたがアップロードした資料)を検索し、その内容に基づいて回答を作成する仕組みです。AIは基本的にアップロードされた資料の範囲外のことは知りません(あるいは答えません)。

→ 強み:特定のドキュメントに基づいた正確な要約、事実確認(ファクトチェック)、複数資料の比較分析

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4. ハルシネーション(AIの嘘)リスクの違い

AIを利用する上で避けて通れないのが「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」のリスクです。この点においても、両者には大きな違いがあります。

Geminiのリスク:知ったかぶりをすることがある

Geminiは膨大な知識を持っているがゆえに、答えが分からない質問に対しても、過去の学習データから「それらしい」情報を繋ぎ合わせて、事実と異なる回答を生成してしまうことがあります。特に専門的な分野や、正確性が求められる事実確認においては注意が必要です。

NotebookLMの強み:「資料にないことは言わない」信頼性

NotebookLMは、回答の根拠を「アップロードされた資料」に限定します。そのため、資料に書かれていないことを勝手に創作して答えるリスクが極めて低いです。さらに、回答には必ず「出典(資料のどの部分を参照したか)」が示されるため、人間がすぐに元の記述を確認できる点も、信頼性を高める大きな要因です。

5. どっちを使うべき?具体的な活用シーン別おすすめ

では、具体的なシチュエーションに合わせて、どちらを選ぶべきかを見ていきましょう。

ケースA:「新しい企画のアイデアをたくさん出したい!」

→ おすすめは【Gemini】

  • 理由: インターネット上の膨大な情報を元に、多様な視点からアイデアを提案してくれるからです。

  • 使い方: 「〇〇に関する新しいイベントの企画案を5つ出して」「このターゲット層に響くキャッチコピーを考えて」のように依頼します。

ケースB:「手元にある大量の論文や報告書を要約してほしい!」

→ おすすめは【NotebookLM】

  • 理由: 指定した資料だけを読み込み、その内容に基づいて正確に要約してくれるからです。資料にない余計な情報は含みません。

  • 使い方: 関連するPDFファイルを全てアップロードし、「これらの資料の要点を箇条書きでまとめて」「Aの資料とBの資料で、結論が異なる部分を指摘して」のように依頼します。

ケースC:「会議の議事録から、決定事項と次のタスクを抜き出したい!」

→ おすすめは【NotebookLM】

  • 理由: 過去の議事録ドキュメントを読み込ませれば、その中から必要な情報だけをピンポイントで抽出できるからです。

  • 使い方: 過去数回分の議事録をアップロードし、「直近の会議での決定事項と、誰がいつまでに何をするかのタスク一覧を作成して」と依頼します。

ケースD:「今話題のニュースについて知りたい!」

→ おすすめは【Gemini】

  • 理由: Web検索機能を使って、リアルタイムな最新情報に基づいた回答ができるからです。(NotebookLMはアップロードした時点の情報しか持ちません)

  • 使い方: 「今日の〇〇に関するニュースの概要を教えて」のように依頼します。

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6. まとめ:目的に合わせて使い分けるのが最強!

GeminiとNotebookLMは、どちらが優れているというわけではなく、「目的が違うツール」です。

  • 広い世界からアイデアや知識を得たいときは、Gemini

  • 手元の特定の情報を深く、正確に分析したいときは、NotebookLM

この2つを状況に合わせて使い分けることで、あなたの情報収集や知的生産の効率は劇的に向上するでしょう。ぜひ両方を試して、それぞれの強みを体感してみてください。

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