Google CloudがAIエージェント開発者向け学習プログラム「GEAR」を無償公開!

2026年2月11日、Google Cloudは、開発者向けにAIエージェントの構築・運用スキルを体系的に習得できる「GEAR (Gemini Enterprise Agent Ready) program」の提供を開始しました。
多くの企業でAI導入が「とりあえずチャットボットを作ってみた」というパイロット段階(PoC)で停滞している中、Google Cloudは開発者のスキルを底上げし、本番環境で稼働する堅牢なエージェント開発へと導くための無償プログラムを公開しました。
プロンプト入力から「エンジニアリング」へ
これまでAI活用といえば、プロンプト(指示文)を工夫する手法が注目されがちでした。しかし、企業の基幹システムと連携し、自律的に業務を遂行するAIエージェントを構築するには、それだけでは不十分です。
本番環境を見据えた2つの学習パス
本プログラムでは、以下の2つの専門的な学習パスが提供されます。
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Introduction: AIエージェントの基本構造やアーキテクチャを学ぶ入門コース。
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Develop with ADK: Googleが提供する「Agent Development Kit (ADK)」を使用し、実際にコードを書いて実装する実践コース。
これにより、エンジニアは単なるAI利用者から、企業のインフラとして機能するAIエージェントの「開発者」へとステップアップできます。
実践重視。毎月35回の無料クレジットを提供
座学だけで終わらせないのが、Google Cloudの学習プログラムの特徴です。
参加者には、Google Developer Programを通じて、ハンズオンラボ環境で使用できる「Google Skillsクレジット」が毎月35回分、無償で付与されます。
サンドボックスで試行錯誤が可能
開発者はこのクレジットを使用することで、実際のGoogle Cloud環境(サンドボックス)でGeminiモデルを動かしながら、コストを気にせずに試行錯誤を繰り返すことができます。失敗を恐れずにテストできる環境は、AIエージェントという新しい技術を習得する上で非常に強力な支援となります。
「AI内製化」を加速するスキルバッジ
学習パスを修了したエンジニアには、Google Cloud公式のスキルバッジが発行されます。
技術力の証明とキャリア形成
このバッジは、そのエンジニアが「エンタープライズ水準のAIエージェントを構築できる」という技術的な証明となります。企業にとっては社内のAI内製化を進めるための人材育成指標となり、エンジニア個人にとっては自身の市場価値を高めるキャリア形成の武器となります。
まとめ
Google Cloudによる「GEARプログラム」の公開は、AIエージェント開発が一部の先行企業の実験ではなく、一般的な企業の標準的な開発スキルとして定着し始めたことを示しています。
AIエージェントの実装を急ぐ企業の情報システム部門や開発者にとって、世界最高峰のインフラプロバイダーが提供するこの開発者スキル習得の機会は、見逃せないものとなるでしょう。
出典: Google Cloud




