TOKIUMが「AI明細入力」を販売開始!経理DXを加速する「育てるAI」とは?

2025年9月18日、経理AIエージェントを提供する株式会社TOKIUMは、請求書や納品書などの明細情報を自動で入力する新サービス「TOKIUM AI明細入力」の販売を開始しました。

このサービスの最大の特徴は、ユーザーによる修正をAIが自動で学習し、使えば使うほど賢くなる「育てるAI」である点です。
煩雑な手入力作業からの解放を目指すこのアプローチは、企業の経理DXを新たなステージへと導きます。

TOKIUMが挑む、請求書処理の「最後の砦」

支出管理クラウド「TOKIUM」シリーズで企業のバックオフィス業務の効率化を支援してきた株式会社TOKIUMが、経理部門の長年の課題に、また一つ強力な解決策を提示しました。それが、請求書処理の中でも特に自動化が困難だった、「明細情報の入力」に特化した新サービス「TOKIUM AI明細入力」です。

経理担当者を悩ませる「手入力の地獄」

請求書処理において、合計金額などを読み取るOCR技術は広く普及してきました。しかし、取引先ごとにフォーマットが全く異なる「明細行」を一つひとつ正確に読み取り、データ化し、適切な勘定科目に仕訳する作業は、依然として人間の手作業に大きく依存していました。この煩雑な手入力作業は、経理担当者の多くの時間を奪うだけでなく、入力ミスといったヒューマンエラーの原因ともなっており、経理DXにおける「最後の砦」とも言える難関でした。

「人間参加型(Human-in-the-Loop)」学習:AIが業務を覚える仕組み

「TOKIUM AI明細入力」がこの難関を突破するための鍵、それが「人間参加型(Human-in-the-Loop)」と呼ばれる学習モデルです。これは、AIと人間が協働し、AIが企業の業務プロセスに合わせて継続的に成長していく、画期的な仕組みです。

AIが修正から学習し、自社専用に進化

「TOKIUM AI明細入力」のワークフローは以下の通りです。

  1. AIによる自動入力: AIエージェントが、高度なAI-OCRと文脈理解能力を駆使して、請求書の明細情報を読み取り、データ化を試みます。
  2. 人間による修正: ユーザー(経理担当者)は、AIの入力結果を確認し、もし間違いがあれば、画面上で簡単に修正します。
  3. AIによる自動学習: AIエージェントは、その修正内容を即座に学習します。「この取引先の、この品目は、この勘定科目に仕訳する」といった、その企業独自のルールを自動で覚えていきます。
  4. 精度の自動向上: 次回以降、同じ取引先から類似の請求書が届いた際には、AIは学習した内容を反映し、より精度の高いデータ化を行います。

このHuman-in-the-Loopのサイクルを回すことで、導入企業は複雑な仕訳ルールを手動で設定・維持管理する必要がなく、AIが自社の業務に合わせて賢くなっていくのです。

勘定科目の自動推測と簡単な導入プロセス

この「育てるAI」のコンセプトを支える、実用的な機能も充実しています。

コンテキストを理解し、勘定科目を推測

従来のOCR技術と異なり、このAIエージェントは書類全体の文脈(コンテキスト)を理解して情報を抽出します。そのため、取引先ごとにフォーマットが大きく異なる複雑な請求書にも、柔軟に対応可能です。さらに、読み取った取引内容、金額、取引先名、そして過去の仕訳データといった複数の情報から、AIが最も適切と思われる勘定科目を自動で推測して入力するため、仕訳作業の負担も大幅に軽減されます。

簡単な導入プロセス

AIの導入というと、複雑な初期設定や長い準備期間をイメージしがちですが、「TOKIUM AI明細入力」は、導入時の細かい初期設定が不要で、すぐに利用を開始できる手軽さも特徴です。これにより、企業は迅速に請求書処理 自動化の効果を実感することができます。

まとめ

株式会社TOKIUMが販売を開始した「TOKIUM AI明細入力」は、AIが企業と共に成長する「育てるAI」という新しいコンセプトを、Human-in-the-Loopという技術で実現した、先進的なソリューションです。請求書処理の中でも最も困難だった明細入力の自動化は、多くの企業の経理DXを大きく前進させるでしょう。

単に導入して終わりではなく、日々の業務を通じて自社に最適化されていくAIエージェントは、長期的な視点で企業の生産性向上に貢献する、強力なパートナーとなり得ます。この「育てる」という新しい視点は、今後のAI選定における重要な基準となるかもしれません。

出典:PR TIMES

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