AIと人間が協働する金融アドバイスとは? Habittoが目指すハイブリッドな顧客体験

2025年11月12日、デジタル金融アドバイスサービスを提供する株式会社Habittoは、OpenAIの最新音声技術を活用した、新しい音声対応AIアシスタントを発表しました。
これは、Habittoが目指す「AIと人間の協働」による次世代の金融アドバイスモデル構築に向けた重要な第一歩です。
金融という信頼性が第一に求められる領域で、最先端の音声AIがどう実装されるのか、注目が集まります。
Habittoが描く、AI×人間のハイブリッドな未来
金融商品、特にお金に関する相談や意思決定は、人生において非常に重要であり、高い専門性と同時に、機械にはない「共感」や「信頼」が求められます。Habittoは、AIがすべてを代替する未来ではなく、AIと人間のアドバイザーがそれぞれの強みを活かして協働する、ハイブリッドなアドバイザリーモデルの構築をビジョンとして掲げています。
今回のAIアシスタントの導入は、そのビジョンを実現するための第一歩です。まずは、顧客が日常的に行う金融タスクをAIがサポートすることで、AIの利便性を体験してもらい、テクノロジーへの信頼を育むことを目的としています。
OpenAI最新技術で実現する「会話型バンキング」
Habittoが発表した新しいAIアシスタントは、まず「会話型バンキング」機能から導入されます。これは、ユーザーが残高確認や振込といった日常的な銀行業務を、AIと自然な「音声対話」を通じて実行できるものです。
OpenAIの最新音声モデル「gpt-realtime」を採用
このスムーズな音声対話を実現しているのが、OpenAIの最新音声技術、特に低遅延・音声特化型とされるモデル(gpt-realtimeモデル)です。これにより、従来のチャットボットのようなぎこちなさや応答の遅延(レイテンシー)が最小限に抑えられ、まるで人間と話しているかのような、ストレスのない自然なコミュニケーションが可能になります。
技術スタックとしては、このOpenAIモデルに加え、リアルタイムの音声・映像通信を制御する「LiveKit」プラットフォームをオーケストレーションレイヤーとして活用していることも明かされています。
「信頼」を育むための第一歩
Habittoは、まず残高確認、振込、サービスに関する一般的な質疑応答といった、比較的シンプルで明確なタスクからAIアシスタントの提供を開始します。これにより、ユーザーは「AIに金融業務を任せる」という体験に徐々に慣れ、その正確性と利便性を実感することで、AIアドバイザーに対する信頼を段階的に構築していくことができます。
AIが「即時サポート」、人間が「戦略的対話」を担う未来
Habittoの構想は、この会話型バンキングに留まりません。これは、あくまで壮大なハイブリッドモデルへの入り口です。
究極の役割分担モデル
Habittoが目指す未来の姿は、AIと人間のアドバイザーによる究極の役割分担です。
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AIアシスタントの役割: 残高確認や振込といった日常的なタスクや、24時間365日対応が求められる即時サポートを担います。また、テストユーザーからのフィードバックにもあるように、将来的にはデビットカードの取引データをAIが自動で分析し、「今月の食費は先月より10%多いです」といった節約アドバイスを行うなど、データに基づいた日常的な示唆を提供します。
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人間のアドバイザーの役割: AIが日常業務をカバーすることで、人間のアドバイザーは、顧客のライフプランニング、複雑な資産運用の相談、将来への不安に寄り添うといった、より高度で、共感を必要とする戦略的な対話に集中することができます。
AIが「効率」と「即時性」を担保し、人間が「共感」と「戦略」を提供する。このハイブリッドモデルこそが、デジタル時代における金融アドバイスの最適解であるとHabittoは考えています。
まとめ
株式会社Habittoによる、OpenAIの最新音声モデルを活用したAIアシスタントの発表は、金融という最も信頼性が重視される領域において、AIとの協働がどう進んでいくかを示す先進的な事例です。
「gpt-realtime」といった最先端の音声技術が、いかにしてリアルな顧客体験(UX/UI)に落とし込まれるのか。この「会話型バンキング」での実装例は、BtoCの金融アドバイス分野だけでなく、BtoBにおける顧客サポートやヘルプデスクなど、音声AIの活用を検討するあらゆる企業にとって、非常に価値のあるヒントとなるでしょう。
出典: PR TIMES






