【コピペ可】NotebookLMスライド作成「部署別プロンプト」攻略ガイド

NotebookLMの新機能「スライド作成」、もう試しましたか?

「使ってみたけれど、意図と違う構成になって諦めた…」
「AIに任せても、実務で使えるレベルにはならないだろう…」

そう感じている方が多いかもしれません。
実は、AIスライド作成の質は、アップロードする「情報ソース」と、あなたが与える「指示(プロンプト)」次第で劇的に変わります。

重要なのは、汎用的な指示ではなく、「あなたの部署の、あの会議でそのまま使えるレベル」まで具体的に指示することです。

この記事では、営業、企画、開発、管理部門など、部署別のシーンに合わせた「実務直結型プロンプト集」を紹介します。
コピペで使える具体的な指示書ですので、ぜひ明日の業務からご活用ください。

1. なぜスライド作成に「プロンプト」と「ソース」が重要なのか?

NotebookLMは、アップロードされた資料(ソース)の内容を深く理解する能力には長けていますが、「それを誰に向けて、何のためにスライドにするのか」という文脈までは知りません。

AIへの発注書としての「プロンプト」

プロンプトは、AIに対する「具体的な発注書」です。

  • ダメな発注(プロンプトなし): 「いい感じの資料作っといて」

    → AIの解釈任せになり、ターゲットや目的がぼやけた資料になりがちです。

  • 良い発注(的確なプロンプト): 「経営層向けに、〇〇プロジェクトの承認を得るための資料を、結論ファーストで作って」

    → 目的とターゲットが明確になり、あなたの意図した構成の資料ができあがります。

質の高いアウトプットは、質の高いインプットから

当然ながら、AIは渡された資料に書かれていること以上のアウトプットは出せません。

「論理的な構成のスライド」を作りたいなら、その元となる「論理的な構成の事業計画書や報告書」をソースとしてインプットする必要があります。

プロンプトで「データを強調して」と指示しても、元の資料にデータがなければグラフは生成されません。目的に合致した最適な資料を選ぶことが、成功の第一歩です。

関連記事:NotebookLMの新機能「自動スライド作成」が凄すぎる!たった数分でプレゼン資料が完成する方法

2. 【実践編】コピペでOK!部署別・シーン別プロンプト集

では、具体的な部署別の活用シーンを見ていきましょう。NotebookLMのスライド作成画面にあるプロンプト入力欄に、そのままコピペして(必要に応じて[ ]内を修正して)お使いください。

部署A:営業部(顧客提案・社内報告)

営業部では、顧客の心を掴む提案資料や、上司を納得させる数字に基づいた報告資料が求められます。

シーン1:顧客への新規導入提案

【よくある状況】

自社製品のメリットを、顧客の課題に合わせて分かりやすく伝え、導入の意思決定を促したい。

【最適な情報ソース】

製品カタログ、提案書の下書き(テキストベース)、ヒアリングシート、導入事例集。

【プロンプト】

あなたはトップセールスマンです。アップロードした製品資料とヒアリング内容に基づき、新規顧客向けの提案スライドを作成してください。

ターゲット:[顧客企業の導入担当者および決裁者]

ゴール:[自社製品の導入メリットを理解し、次のステップ(トライアル等)へ進む合意を得る]

重視するポイント

  • 顧客の現状の課題(ヒアリング内容から抜粋)に寄り添う構成にすること。

  • 機能説明よりも「導入後のメリット(Before/After)」を強調すること。

  • 競合他社と比較した際の優位性を明確に示すこと。

  • 専門用語を避け、誰が読んでも分かりやすい熱意のあるトーンで。

シーン2:週次・月次の営業報告会議

【よくある状況】

限られた時間で、現在の数字の進捗、見込み、課題をマネージャーに効率よく報告したい。

【最適な情報ソース】

SFA/CRMから出力した数値データ(テキストまたはCSVをPDF化)、週報のテキスト、案件管理表。

【プロンプト】

あなたは論理的な営業担当者です。営業部長への週次報告会議で使用するスライドを作成してください。

短時間で状況を把握できるよう、「数字ファースト」で簡潔な構成にしてください。

構成案

  1. 今週のハイライト(達成率、主要トピック)

  2. 数値報告(目標対比、前月比のグラフ化 ※データがある場合)

  3. 主要案件の進捗とネクストアクション

  4. 現在直面している課題と、上司に相談したい事項

各スライドは箇条書きを中心に、事実を客観的に伝えてください。

部署B:企画・マーケティング部(企画提案・効果検証)

企画・マーケティング部では、アイデアの新規性を伝える企画書や、データに基づく分析報告が求められます。

シーン1:新企画の社内プレゼン

【よくある状況】

新しいキャンペーンや商品企画のアイデアを、関係部署に説明し、協力を取り付けたい。

【最適な情報ソース】

企画書ドラフト、市場調査データ、競合分析レポート、ターゲット顧客のペルソナ資料。

【プロンプト】

新しい[販促キャンペーン]の社内向け企画提案スライドを作成してください。

他部署の関係者を巻き込むため、「なぜこの企画が今必要なのか」「実施するとどんな面白い効果があるか」が伝わる、ワクワクするような構成にしてください。

含めるべき要素

  • キャッチーな企画タイトルとコンセプト

  • 背景となる市場データやターゲットのインサイト(資料から抜粋)

  • 具体的な施策内容の概要

  • 期待される定量効果と定性効果

  • 大まかなスケジュール感

シーン2:施策の結果報告・効果検証

【よくある状況】

実施した施策の結果をデータに基づいて分析し、次回の改善策を報告したい。

【最適な情報ソース】

施策の結果レポート(数値データ含む)、アクセス解析データ、アンケート結果まとめ。

【プロンプト】

実施した[〇〇キャンペーン]の結果報告スライドを作成してください。

データに基づいた客観的な分析と、そこから得られた知見(インサイト)を重視してください。

構成とトーン&マナー

  • トーン:冷静、分析的、ファクトベース

  • 構成

    1. 施策の概要と目的の振り返り

    2. 主要KPIの結果(目標達成度)

    3. 良かった点とその要因分析

    4. 反省点・課題とその要因分析

    5. 次回に向けた具体的な改善アクション案

部署C:開発・技術・エンジニアリング部(技術報告)

開発部では、専門的な内容を正確に、かつ非技術者にも分かりやすく伝えることが求められます。

シーン:技術選定・進捗定例報告

【よくある状況】

プロジェクトの進捗状況や、採用する技術のメリット・デメリットを、PMや他部署に共有したい。

【最適な情報ソース】

要件定義書、技術調査資料、進捗管理表(テキスト化)、課題管理表。

【プロンプト】

[〇〇プロジェクト]の定例進捗報告会で使用するスライドを作成してください。

ターゲットには非技術者も含まれるため、専門用語を使いすぎず、現状と課題が正確に伝わるように構成してください。

重点ポイント

  • 現在の進捗状況(予定と実績の差異)

  • 発生している技術的課題とその解決策、または支援依頼事項

  • 今後のマイルストーンとリスク要因

  • (技術選定がある場合)採用技術のメリットとデメリットの比較

部署D:管理・バックオフィス部門(社内周知)

人事、総務、経理などの管理部門では、制度変更などを全社員に間違いなく、分かりやすく伝えることが求められます。

シーン:社内制度変更の説明会

【よくある状況】

就業規則や経費精算ルールの変更点を、全社員に向けて説明し、遵守を促したい。

【最適な情報ソース】

規定改定案の新旧対照表、変更点の要約資料、周知文書のお知らせ本文。

【プロンプト】

全社員向けの[経費精算ルール変更]説明会で使用するスライドを作成してください。

最も重要なのは「社員が何をする必要があるか(To Do)」が正確かつ簡潔に伝わることです。

意識してほしいこと

  • 誰が読んでも誤解がないよう、平易で明確な表現を使うこと。

  • 「何が、いつから、どう変わるのか」を明確にすること。

  • 社員がこれから行うべき具体的なアクションを箇条書きで目立たせること。

  • 問い合わせ先を明記すること。

3. まとめ:AIを「自分の部署の新人」だと思って育てよう

NotebookLMのスライド作成機能は、強力なアシスタントですが、まだあなたの部署の仕事のやり方を知らない「新人」のようなものです。

「うちの部署ではこういう風に報告するんだよ」「この会議ではここを強調してね」と、プロンプトを通じて優しく、具体的に教えてあげる。そして、そのための教科書として最適な「情報ソース」を渡してあげる。

このひと手間をかけることで、AIはあなたの業務を強力にサポートする、頼れる後輩へと成長してくれます。ぜひ、自分の部署に合ったプロンプトを試してみてください。

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