そのAIエージェントは本物?サイカルトラストが「真正性」を証明する特許取得

2025年12月11日、cycaltrust株式会社は、AIエージェントの出力結果の信頼性を技術的に担保する画期的な特許を取得したと発表しました。
AIが単なるチャットボットから、自律的に業務を行う「エージェント」へと進化する中、最大の課題となっているのが「そのAIの判断や成果物を信じてよいのか?」という点です。
今回の特許は、マルチAIとWeb3技術を組み合わせることで、この課題に対する構造的な解決策を提示するものです。
「三人寄れば文殊の知恵」をAIで実現
今回取得された特許技術の核となるのが、単一のAIではなく、複数の異なるAIを用いて評価を行う「マルチAI評価」の仕組みです。
AIエージェントが生成した成果物や実行したアクションに対し、論理構成の異なる複数のAIが評価者(Reviewer)としてチェックを行います。一人のAIによる偏りやハルシネーション(もっともらしい嘘)のリスクを、AI同士の「合議制」によって排除し、客観的かつ高品質なアウトプットを保証します。
ブロックチェーンで発行する「デジタルの鑑定書」
さらに、この技術の独自性は、評価プロセスをブロックチェーン技術と融合させている点にあります。
「どのAIエージェントが作成し」「どの評価AIたちが承認したか」という履歴を、改ざん不可能な台帳に記録します。これにより、AIが作成したドキュメントやデータに対して、数学的に真正性が証明された「鑑定書」を付与することが可能になります。
AI同士が取引する未来の「信用インフラ」へ
この技術は、将来訪れるとされる「AI経済圏」を見据えています。
近い将来、AIエージェント同士が人間を介さずに交渉し、契約や決済を行う時代が来ると予測されています。その際、相手のAIが信頼できるか、提示されたデータが正しいかを瞬時に判断するためのAI信頼性基盤(トラストインフラ)として、この「鑑定証明システム」が機能することが期待されます。
まとめ
cycaltrust株式会社による今回の特許取得は、AIエージェントの普及において、性能向上と同じくらい「信頼の確立」が重要であることを示しています。
人間社会が契約書や印鑑で信頼を担保してきたように、デジタル社会にはデジタルの作法で信頼を証明する仕組みが必要です。Web3とAIを融合させたこの技術は、AIエージェントが社会インフラとして定着するための重要なピースとなるでしょう。
出典: PR TIMES





