JAPAN AI、画像生成AIエージェントを強化!デザイン業務を効率化する3つの新機能とは
JAPAN AI株式会社は2025年7月8日、同社が提供するAIエージェントプラットフォーム「JAPAN AI AGENT」の画像生成機能を大幅に強化したことを発表しました。
今回のアップデートでは、デザイン制作の現場で頻繁に発生する具体的な編集作業を効率化する3つの新機能が追加されました。
専門的なスキルがなくても高品質な画像編集が可能になるこの進化は、多くのBtoB企業におけるコンテンツ制作のあり方を大きく変える可能性を秘めています。
JAPAN AIがデザイン制作の現場に届ける、画像生成AIエージェントの進化
AIソリューション開発を手掛けるJAPAN AI株式会社が、クリエイティブ業務の生産性向上に直結する、実用的なアップデートを行いました。同社のAIエージェントプラットフォーム「JAPAN AI AGENT」に搭載された画像生成AIが、単に新しい画像を「生成」するだけでなく、既存の画像を「編集」する能力を強化。これにより、AIエージェントがデザイン制作現場の頼れるアシスタントとして、さらに進化しました。
「生成」から「編集」へ:AIの役割拡大
これまでの画像生成AIは、テキストから全く新しい画像を創り出す「ゼロイチ」の能力が注目されてきました。しかし、実際のビジネスシーンでは、既存の写真やイラストを修正・加工するといった「編集」作業の方が、はるかに多く発生します。今回のJAPAN AIの機能強化は、この実践的なニーズに応えるものであり、AIの活用がより現実的な業務改善のフェーズに入ったことを示しています。
デザイン現場のリアルな課題に応える
デザイン制作の現場では、画像の微調整や加工に多くの時間が費やされます。特に、専門的なソフトウェアの操作スキルを持たないマーケティング担当者や広報担当者にとっては、簡単な修正作業でも外部のデザイナーに依頼する必要があり、時間とコストがかかるという課題がありました。今回のアップデートは、こうした課題を解決し、作業時間短縮と品質向上の両立を目指すものです。
専門スキル不要!デザイン業務を加速する3つの新機能
今回のアップデートで実装されたのは、「画像の部分編集」「背景の除去・ぼかし」「超解像」という、デザイン制作現場で「あったら嬉しい」が詰まった3つの強力な機能です。これらにより、AIエージェントが専門的な画像編集タスクを代行します。
1. 細かな修正を可能にする「部分編集機能」
生成した画像や既存の写真に対し、「この部分だけ消したい」「ここの色を変えたい」といった細かな修正が、AIへの指示だけで可能になります。
- 活用例: 商品写真に意図せず写り込んでしまった不要なモノを消去する、Webサイトのキーカラーに合わせて画像の特定部分の色味を調整するなど。
従来は専門的なレタッチ技術が必要だった作業も、AIエージェントが簡単に行います。
2. 商品写真や人物紹介で活躍する「背景除去・ぼかし処理機能」
ECサイトの商品画像や、Webサイトのスタッフ紹介ページなどで頻繁に必要となる、背景の処理を自動化します。
- 活用例: スマートフォンで撮影した商品写真から、背景をきれいに除去してECサイトに掲載する。人物を際立たせるために、インタビュー記事の写真の背景を自然にぼかすなど。
ワンクリックでプロフェッショナルな仕上がりを実現し、コンテンツの質を高めます。
3. 画像素材を蘇らせる「超解像機能」
過去に作成したWebサイト用の画像など、解像度の低い画像を高画質化する機能です。
- 活用例: Webサイトで使っていた小さなロゴ画像を、印刷用のパンフレットにも使えるように高解像度化する。昔のイベント写真を、鮮明な状態でアーカイブし直すなど。
眠っていた画像資産を再活用する道を開き、コンテンツ制作の幅を広げます。
AIによる画像編集がもたらす、Bto-B企業のコンテンツ制作革命
JAPAN AIによる画像生成AIエージェントの進化は、BtoB企業のマーケティングや広報活動に大きな変革をもたらす可能性があります。
クリエイティブ業務の内製化とスピードアップ
これまで外部の制作会社やフリーランスのデザイナーに依頼していた画像編集作業の多くを、専門知識のない社内の担当者が自ら行えるようになります。これにより、外注コストの削減はもちろんのこと、修正のやり取りにかかっていた時間がなくなり、施策のスピードアップが実現します。例えば、急なキャンペーンでバナー画像が必要になった場合でも、迅速に内製で対応することが可能になります。
今後の展望:設計プロセスへのAIの介入
JAPAN AIは、今回の機能強化に留まらず、今後はデザインの設計段階から支援可能な、新たなAIエージェントの開発も進めていることを明らかにしています。これは、AIが単なる「作業者」から、クリエイティブな方向性を提案する「パートナー」へと、さらにその役割を拡大していく未来を示唆しています。AIとの対話を通じて、デザインコンセプトを練り上げたり、複数のデザイン案を自動で生成させたりといった、より高度な活用が期待されます。
まとめ
JAPAN AI株式会社が発表した、画像生成AIエージェントの機能強化は、AIがクリエイティブ業務の現場でいかに実践的な価値を提供できるかを示す、象徴的な出来事です。専門的なスキルを要した画像編集作業をAIが代行することで、企業の業務効率化、コスト削減、そして施策のスピードアップに大きく貢献します。
マーケティング資料やWebサイト、広報物など、あらゆるビジネスシーンで高品質なビジュアルコンテンツの重要性が増す中、AIによる画像編集はもはや特別な技術ではありません。JAPAN AIの取り組みは、すべてのBtoB企業がクリエイティブ業務の生産性を向上させるための、強力な武器となるでしょう。
出典:PR TIMES
