TopView AIはどこの国の会社?規約で運営元とデータの扱いを確認

TopView AIを運営しているのは、シンガポールの会社「TOPVIEW PTE. LTD.」です。日本には2026年2月に設立された日本法人もあります。この記事では、公式の利用規約とプライバシーポリシーを2026年9月19日に直接確認し、運営元・入力データの学習利用・退会後の扱い・商用利用の条件を順に整理します。

TopView AIの運営国はどこか

シンガポールの運営元

TopView AIの運営主体は、シンガポールの「TOPVIEW PTE. LTD.」です。プライバシーポリシー(2026年9月9日発効)には、次のように書かれています。

TOPVIEW PTE. LTD. is the relevant data controller for the processing of your information, and we are a domestic corporation established in Singapore.

(訳:TOPVIEW PTE. LTD.がお客様の情報の処理に責任を負うデータ管理者であり、当社はシンガポールで設立された国内法人です)

利用規約末尾の連絡先には、登記番号「202403218C」とシンガポールの住所(20 Collyer Quay)が載っています。公式サイトのフッターには、シンガポールと並んで米国カリフォルニア州チノヒルズの住所も「Los Angeles」の拠点として書かれています。

関連記事:【2026最新】Topview AIとは?PIVOTで話題の「URLから動画生成」で外注費をゼロにする方法

2026年設立の日本法人

日本では「TOPVIEW JAPAN株式会社」が2026年2月に設立され、同年4月3日に設立を正式に発表しました。発表では自社を「シンガポール発」のプラットフォームの日本法人と説明し、グループ本社をTOPVIEW PTE. LTD.(シンガポール)としています。所在地は東京都港区、日本向けの問い合わせ先は jp.support@topview.ai です。

ただし、利用規約に契約の相手として書かれているのはシンガポール法人だけで、日本法人の名前は出てきません。契約の相手はシンガポール法人、日本法人は国内展開と問い合わせの窓口と理解しておくのが正確です。

シンガポール法と英語規約

利用規約(2026年9月9日最終更新)とプライバシーポリシーは英語版だけが公開されています。日本語サイトのフッターからも英語版へリンクされており、日本語の規約ページはありません。

規約の用語を定める段落には、サービスの提供が「シンガポールの現行法に従う(subject to prevailing Singapore law)」とあります。アップロードする内容も「シンガポールと利用者の居住地の法令」に従う必要があると書かれています。紛争をどこで解決するか(裁判所や仲裁機関)を定めた条項は、今回確認した範囲では見当たりませんでした。

出資元が語る会社の成り立ち

シリーズA(創業初期の本格的な資金調達)を主導した投資会社Kamet Capitalの2025年8月5日の発表によると、TopViewは2024年にシンガポールで立ち上がりました。共同創業者はJensen Wu氏(CEO)とAlbert Chen氏で、2人ともアジアの大手テック企業で長く働いてきたと紹介されています。このときの出資額は850万ドルです。シンガポール政府系のスタートアップ支援プログラム(IMDAのSpark)にも選ばれています。

項目 公式の記載内容
運営会社(契約相手) TOPVIEW PTE. LTD.(シンガポール)
登記番号と所在地 202403218C/20 Collyer Quay #20-03 Singapore 049319
日本法人 TOPVIEW JAPAN株式会社(2026年2月設立・東京都港区)
準拠法 シンガポール法
データの保存・処理 居住国の外(米国を含む)で保存・処理されることがある
問い合わせ先 official@topview.ai(規約)/support@topview.ai(ポリシー)/jp.support@topview.ai(日本法人)
規約の最終更新 2026年9月9日(英語版のみ)

「中国系」と言われる理由

中国企業のAIモデル採用

「中国系では?」と言われるいちばんの理由は、TopViewの中で動く動画生成モデルに中国企業のものが多く並んでいることです。公式の料金ページでは、次のようなモデルを選べます。

  • 中国企業のモデル:Seedance(ByteDance)、Kling(快手)、Wan(Alibaba)、MiniMax
  • 米国企業のモデル:GPT Image(OpenAI)、Nano Banana(Google)

TopViewは自社の画面の中で複数社のモデルを使い分けられるサービスで、その選択肢に中国企業のモデルが多く入っている、という関係です。

中国向け支払い案内の存在

日本語の料金ページのFAQには、「対応地域ではAlipayをご利用いただけます」という案内と、「中国で請求書(发票)が必要な場合」の問い合わせ方法が載っています。中国の利用者も想定したサービスだということは読み取れますが、運営会社の国が中国だという意味ではありません。

運営国とモデル提供元の区別

押さえておきたいのは、「運営会社の国(シンガポール)」と「中で動くモデルを作った会社の国(中国や米国)」は別の話だという点です。

モデル提供元へのデータの渡し方について、利用規約は「外部のAI事業者を使う場合は、依頼された機能の提供のためだけに処理させ、必要以上に長く保持させない」という趣旨を定めています。ただし、各モデル提供元の側でデータがどこに置かれるかまでは書かれていません。社外秘の素材を扱うなら、この点も含めて判断が必要です。

図解:「中国系では?」と言われる理由

入力データはAI学習に使われるか

初期設定は学習対象

エンタープライズ契約(法人向けの個別契約)以外で使っている場合、入力した素材と生成物は、初期設定のままだとモデルの改善に使われることがあります。プライバシーポリシー冒頭の要約には、こう書かれています。

Unless you use the Services under an Enterprise Agreement, we may by default use your content to improve our models, and you can opt out at any time by contacting us — see Section 4.

(訳:エンタープライズ契約で利用している場合を除き、初期設定でお客様のコンテンツをモデルの改善に使う場合があり、いつでも連絡することで停止できます)

学習に使われるのは、アップロードした商品画像や台本、音声、生成された動画などです。発売前の商品画像や社外秘の資料を入れる前に、ここを確認してください。

メールで学習停止が可能

学習への利用は、オプトアウト(学習利用を止める手続き)で止められます。規約に書かれている方法は、support@topview.ai へ連絡することです。運営側が停止を確認した後は、それ以降の入力と生成物がモデルの訓練に使われなくなり、止めてもサービスはそのまま使えます。

停止が効くのは「確認された後」からです。機密性の高い素材を扱う予定があるなら、使い始める前に連絡しておくのが確実です。

エンタープライズは学習対象外

エンタープライズ契約で使う場合、入力と生成物は汎用のAIモデルの学習に使われず、オプトアウトの手続きも要りません。料金ページのEnterprise欄にも「お客様のデータを学習に使用しません」と日本語で書かれています。

国外でのデータ処理

プライバシーポリシーには、個人情報が居住国の外(米国を含む)のサーバーで処理・保存され、第三者へ移転されることがあるという趣旨の記述があります。日本から使う場合も、データは国外で扱われる前提です。

同じポリシーには、個人情報を金銭と引き換えに誰かへ売ることは決してしない(never sell your personal information to anyone for monetary consideration)とも書かれています。決済情報はすべて決済サービスのStripeが保存します。

削除・退会後のデータ取り扱い

削除とバックアップの期限

アップロードした素材や生成物は、サービスの画面から1件ずつ削除できます。規約では、削除した項目は本番システムから30日以内、バックアップからは90日以内に消すとされています(法令で残す義務がある分を除く)。

退会後の永続的な保持

一方、アカウントを退会した場合の扱いは大きく異なります。利用規約の「Account Closure and Deletion」には次の一文があります。

Your Content and Output, including files, generations, and other assets stored in our systems, are retained internally on a permanent basis.

(訳:システムに保存されたファイルや生成物などのコンテンツは、社内で永続的に保持されます)

退会後、そのデータは本人には見えなくなり、運営側が公開・販売・広告に使うこともないと規約は続けています。それでも「退会すれば全部消える」わけではありません。規約の文面では、個別に削除した項目は30日・90日で消すとされ、退会時の扱いとは分けて書かれています。消したい素材がある場合は、退会の前に自分で1件ずつ削除しておくのが文面に沿った手順です。

退会するとすぐにログインできなくなり、同じメールアドレスでは再登録できません。残りのクレジットや当期の料金も返金されません。規約上の返金は、購入から3日以内で、付与されたクレジットを使っていない場合に限って申請できます。

生成動画の権利と商用利用

利用者に帰属する権利

利用規約では、アップロードした素材の権利は利用者に残り、生成物の権利もTopView側が持つ分を法律の許す範囲で利用者へ譲ると定めています。生成物は合法な目的であれば自由に使えます。ただし、ほかの利用者が似た、または同じ生成物を得ることもあり、その生成物にまで権利は及ばないとも書かれています。

無料版の商用利用制限

仕事で使ううえで最も注意したいのが、無料ユーザー(Free User)の扱いです。規約の禁止事項に、次の一文があります。

Use our Services for any commercial purpose, including for advertising, if you are a Free User.

(禁止事項の一項目。訳:無料ユーザーである場合に、広告を含む商用目的でサービスを使うこと)

無料のまま作った動画を広告や販促に使うことは、規約上の禁止事項にあたります。商品の広告動画に使うなら、有料プランを契約してから作るのが前提です。

関連記事:Topview AIの料金とプラン選び|2026年最新の最適化術

実在人物利用の同意要件

アバター機能や画像から動画を作る機能で実在の人物の顔を使う場合、規約は自分自身の顔であるか、写っている本人から書面による明示的な同意を得ていることを条件にしています。運営側はいつでも同意の証明を求められるとしており、違反した内容は削除され、アカウントが停止されることがあります。モデルやスタッフの写真を使うなら、同意書を残しておきましょう。

まとめ|運営元とデータ扱い

TopView AIの運営元はシンガポールのTOPVIEW PTE. LTD.で、日本法人のTOPVIEW JAPAN株式会社は国内展開と問い合わせの窓口です。「中国系」と言われるのは、中で使える動画生成モデルに中国企業のものが多いためで、運営会社の国とは別の話です。

仕事で使う前に、次の3点を決めておきましょう。

  • 学習を止めるか:止めるなら、素材を入れる前に support@topview.ai へ連絡する
  • 入れてよい素材の基準:発売前の商品画像・社外秘資料・人物の顔写真を入れるかどうか
  • 無料か有料か:広告や販促に使うなら有料プランが必要

なお、利用規約では利用者は18歳以上とされています。

 

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