FDEとは?意味とFDE企業一覧|Forward Deployed Engineer

FDEとは?意味とFDE企業一覧|Forward Deployed Engineer

はじめに:FDE(フォワードデプロイドエンジニア)とは?

FDE(Forward Deployed Engineer/フォワードデプロイドエンジニア)は、AIエキスパートが顧客企業の現場に入り込み、業務・課題の理解からAIエージェントの実装・定着までを主体的に担う職種・サービス形態です。

FDEの意味・由来

「Forward Deployed(前方展開)」は、軍で前線に部隊を配置することを指す言葉です。エンジニアを自社のオフィスではなく顧客の現場(前線)に配置し、そこで課題を見つけて解決するという働き方を表しています。データ分析大手の米Palantir Technologiesが生み出したモデルが起源とされ、同社の成長を支えた仕組みとして知られています。

FDEによる支援の典型的な流れ(3ステップ)
① 現場に入り、業務と課題を理解する
② 課題に合わせてAIエージェントを設計・実装する
③ 本番稼働・全社定着まで伴走する
※どこからどこまでを担うかは会社により異なります。

なぜ今、世界的に広がっているのか

生成AI・AIエージェントは「導入すれば終わり」の道具ではなく、業務に合わせた作り込みと定着支援が成果を左右します。PoC(試作)止まりで成果につながらない企業が多い中、「現場に入って本番稼働まで面倒を見る」FDEモデルが解決策として注目されています。

2026年5月にAnthropicとOpenAIが相次いでFDE組織を設立し、6月30日にはAmazon(AWS)がFDE組織へ10億ドルを投資すると発表。MicrosoftもAI導入支援の新会社設立を発表し、Salesforceは6月8日に日本国内でFDE型の認定パートナー制度を本格展開しました。この流れを受けて、日本国内でも「FDE型サービス」を掲げる企業が急速に増え始めています。

関連記事:AWSが10億ドルを投じAIエンジニアを顧客企業へ直接派遣する新組織を設立

関連記事:Microsoftが25億ドルを投じAI導入支援の新会社を設立

SES・客先常駐との違い

「エンジニアが客先に常駐する」と聞くと、日本ではSES(システムエンジニアリングサービス)を思い浮かべる方が多いはずです。似ているようで、考え方が異なります。

観点SES(客先常駐)FDE
契約の考え方技術者の稼働時間(人月)を提供する課題解決・成果に向けて伴走する
課題の設定発注側が決めて指示するFDEが現場で業務を理解し、主体的に提案・定義する
ゴール依頼された作業・開発の完了AIエージェントの本番稼働と業務への定着

※一般的な整理です。実際の契約形態・役割分担は会社ごとに異なるため、依頼前に「誰が課題を定義するのか」「ゴールはどこか」を必ず確認してください。

コンサルティング会社との違いは、成果物・実装の担い手・報酬の考え方の3点に出ます。

関連記事:FDEとコンサルの違いは?国内42社の実態と発注前の確認点

SIer(システムインテグレーター)との違いは、要件が決まっているか・作ったものがどこへ行くか・完了の定義の3点に出ます。

関連記事:FDEとSIerの違いは?大手SIerがFDEを始めた国内の実態

FDE企業の選び方|失敗しない5つの判断軸

FDE型サービスを掲げる会社は増えていますが、中身は一様ではありません。次の5つの軸で見比べると、自社の目的に合う会社を絞り込めます。

判断軸見るポイント
① 提供形態特定製品に縛られない代行型(実装常駐型・コンサル伴走型)か、自社製品前提型か。特定のAIプロダクトへの依存が生まれるかどうか
② 支援範囲診断・PoC・本番開発・全社定着のどこからどこまで任せられるか。PoC止まりにならないか
③ 常駐・伴走の形週何日常駐するか、リモート併用か(公開している会社は少なく、多くは個別見積もり)
④ 撤収後の自走FDEが離れた後、自社だけで運用を続けられる体制づくり(教育・引き継ぎ)まで支援するか
⑤ 情報の確度公式発表・第三者報道でどこまで裏付けが取れるか(本ページの「確度」ラベル)

① 提供形態(実装常駐型・コンサル伴走型/自社製品前提型)

同じ「FDE」でも、特定製品に縛られずAI導入全体を代行する会社(エンジニア主体の実装常駐型、コンサルタント主体のコンサル伴走型)と、自社のAIプロダクトの導入を前提に伴走する会社があります。後者はプロダクトと支援が一体な分、導入後もそのプロダクトを使い続ける前提になる点に注意が必要です。

② 支援範囲(診断〜定着のどこまでか)

「AIのPoC(試作)を作って終わり」と「本番システムとして稼働させ、全社に定着するまで伴走する」では、得られる成果が大きく異なります。FDEの本来の価値は後者にあるとされているため、契約前に支援の終わりがどこかを確認しましょう。

③ 常駐・伴走の形

週1〜5日で常駐日数を選べる会社(例:デジライズ)もあれば、形態を公開していない会社が大半です。料金体系も含め、公開情報が少ない領域のため、複数社への問い合わせ・比較をおすすめします。

④ 撤収後の自走体制

FDEはいつまでも常駐するわけではありません。離れた後に自社チームだけで運用・改善を続けられるか、教育や引き継ぎのプログラムがあるかは、長期のコストを左右します。

⑤ 情報の確度

この市場は立ち上がったばかりで、実績や体制の公開度合いに大きな差があります。本ページでは、公式発表に加えて第三者の報道等で裏付けが取れた会社を確度「高」、自社発信のみの会社を「中」「低」と表示しています(サービス品質の優劣ではありません)。

FDE提供企業 カオスマップ

本ページでは、2026年10月時点で確認できた国内のFDE型サービス関連48件を7つの区分に分けて紹介します。「他社に外販しているサービスか(社内採用の求人だけではないか)」を公式情報で一つずつ確認したうえで掲載しています。

📣 貴社のFDEサービスを掲載しませんか?(無料)
FDE型サービス・AI導入の実装伴走支援を提供する企業様向けに、本一覧・カオスマップへの掲載を受け付けています。
掲載を相談する →
FDE提供企業 カオスマップ|国内でFDE型サービスを提供する企業48件を7区分で整理▶ クリックで全48件を検索・絞り込みできる「FDE提供企業 カオスマップ」を開く
一覧の見方
  • 区分=下のボタンで切り替えます。各区分の説明は切り替え先の冒頭に記載
  • 確度=高:公式情報+第三者報道で確認/中:自社発信のみ/低:裏付け未確認。サービス品質の優劣ではありません(当メディアは優劣を判断せず、確認できた事実をそのまま掲載。各行に確認日)
  • 開始時期・事例・料金/契約条件の3列と、実装常駐型の中カテゴリ(現場への入り方)=各社の公式表記のみを根拠とし、当社の評価は含みません
    • 開始時期=FDE型サービスの発表・提供開始月。— は公式の開始発表が確認できない
    • 事例=顧客向けの導入事例を公式に公開していれば「事例あり」(リンク先がその事例ページ)。— は未公開(提供開始の告知のみ、または自社内での利用実績のみ)
    • 料金・契約条件=料金・契約の条件として公式に公開している内容をそのまま表示。— は記載なし
    • 現場への入り方=常駐か、訪問・リモート併用かの公式表記。— は頻度・形態を公式に公開していない

区分別 FDE企業一覧

実装常駐型(15件)

エンジニア(またはエンジニアを含むチーム)が顧客の現場に入り込み、AIの開発・実装を主体的に担う会社です。特定の自社製品には縛られません。

常駐型(4社)

エンジニアが顧客企業に常駐し、チームの一員として継続的に稼働すると公式に明記している会社です。

会社名(公式サイト)特徴・支援内容確度開始時期事例料金・契約条件情報ソース
デジライズ
確認 2026-10-12
専属AIエンジニアが客先に週1〜5日常駐し、AI診断からPoC・本格開発・全社定着までを一気通貫で支援。
AI導入支援の実績を土台に2026年6月本格始動。大手製造業での導入では問い合わせ対応の自動化事例を公開しています(数値は同社プレスリリースの記載)。
中2026/6事例あり—PR TIMES
アンドドット
確認 2026-10-12
「常駐型FDE」を2026年7月に提供開始。FDEが顧客企業に常駐してチームの一員となり、課題発見から解決策の企画・システム開発・運用定着までを一気通貫で推進。
2026年3月に社内の全エンジニアをFDEへ再編する方針を宣言済み。「会社まるごと、DXしつくす」を掲げ、成果が現場に根づくまで並走するとしています。
中2026/7——公式ニュースリリース
Neurosphere
確認 2026-10-12
「特命FDE(AI業務実装サービス)」を2026年5月に提供開始。コンサルタント(BizDev人材)とAI駆動開発エンジニアの基本2名体制が顧客の現場に常駐し、課題特定からROI設計・実装・定着まで伴走。
現場常駐チームにNeurosphere本部の知見サポートを加えた体制。導入規模に応じて複数事業部への展開にも対応するとしています。
中2026/5——PR TIMES
ExKey
確認 2026-10-12
AIのプロ人材が企業の現場に常駐し、AI化する業務の選定からAIエージェントの実装、現場への定着・改善までを月額制で担うAI人材常駐サービス「Forgent」。
無料のAI活用診断で対象業務と優先順位を「診断書」にまとめ、まず一業務から着手して月次で改善を続ける流れです。業務効率化だけでなく、Web広告やSEO、MEO、CRMなど売上に直結する業務のAI化も対象としています。公開されている工数削減の数値は同社自身の業務での実績で、導入企業での効果を示すものではありません。
高2026/9—月額15万円〜(税抜)公式サービスページ(Forgent)
訪問・リモート併用型(6社)

週1〜2日など限られた日数で現場に入り、それ以外はリモートで伴走する会社、または継続常駐を前提としない会社です。

会社名(公式サイト)特徴・支援内容確度開始時期事例料金・契約条件情報ソース
DAIJOBU
確認 2026-10-12
「週1常駐コンサルタント」を2026年8月に提供開始。AIコンサルタントが週1日、導入企業のオフィスに常駐してClaude Codeの実装を進め、常駐日以外の平日もオンラインで伴走。稼働量は合計で月0.3〜1人月。
ソフトウェアテスト・品質保証を専業とし、Claude Code法人研修を展開。研修修了企業やすでに組織活用を進める企業を対象に、部門別スキル・カスタムエージェントの設計実装や、組織版のナレッジ基盤(context設計)の整備・定着までを支援するとしています。何を自動化するかの判断と成果物の検収は導入企業側に残す設計を掲げています。
中2026/8——PR TIMES
みんなシステムズ
確認 2026-10-12
中小企業向けのFDE(前線配備エンジニア)支援を2026年8月に開始。エンジニアが顧客の業務現場に直接入り、課題発見からシステム実装・定着まで一気通貫で担う。
エンジニアが現場を訪問して業務を体験する「現場体験プラン」から入り、自動化・仕組み化の伴走支援へつなぐ流れ。バックオフィス業務に強みがあるとしています。対応エリアは東京・長崎・岐阜・佐賀(順次拡大予定)。
中2026/8事例あり—PR TIMES
INSIGHT LAB
確認 2026-10-12
「AI導入伴走パートナー」を2026年8月に提供開始。FDEが現場に足を運んで業務の流れと課題を確かめ、運用ルールの設計や定期的な見直しまで含めて伴走。
スポットの開発依頼ではなく月額の伴走型契約で、企画設計から運用定着までを支援。Anthropicの公式技術資格「CCAR-F」取得エンジニア2名を含むFDE・エンジニア・コンサルタントのチーム体制としています。
中2026/8—月額の伴走型契約PR TIMES
グリーンウォーターズ
確認 2026-10-12
中小企業向けのFDEサービス「Deployed AX」を2026年8月に提供開始。実装担当と戦略担当の2名体制チームが現場に入り込み、AI基盤の構築から社員だけで運用できる状態までを支援します。
教育プラットフォーム「GSchool」を運営する会社です。継続常駐を前提とせず、顧客企業が自力で運用できる状態を目標に置くとしています。自走支援の一環として、FDE人材の育成プログラムや採用の経路も組み合わせます。
中2026/8—月30万円〜/3ヶ月単位公式ニュースリリース
SAI
確認 2026-10-12
月額制の「FDE伴走開発」。エンジニアが顧客の現場に入り、業務とデータの観察による課題の特定から実装・運用定着までを担います。要件定義書が固まっていない段階からの着手を掲げています。
進め方は無料相談・現場観察・最小実装・定着の4ステップです。広告代理店の制作・運用業務を自動化した事例を公式に公開しています(社名・数値は非公開)。新規事業開発(GTM支援)も手がけます。
中2026/9事例あり月額制(顧問型〜伴走型・金額非公開)公式サービスページ+本人回答(編集部の照会)
本質
確認 2026-10-12
発注企業向けに月額の「シェアードFDE」を提供。FDEが業務の棚卸しからAIエージェント・自動化の実装、運用定着まで伴走し、顧客側で運用・改善を続けられる状態を目指します。
SES・SIer向けのFDE育成研修も手がける、東京・銀座と秋田・大館を拠点とする会社です。常駐の代わりに定例ミーティングと非同期サポートで伴走し、必要に応じて訪問にも対応するとしています。単発の「スポット実装」やPoC開発も受け付けています。
中——PoC 30〜80万円程度/本格開発300万円〜(目安)公式サービスページ
現場への入り方は公式に記載なし(5社)

現場に入ることは明記していますが、常駐か訪問かの頻度・形態を公式に公開していない会社です。

会社名(公式サイト)特徴・支援内容確度開始時期事例料金・契約条件情報ソース
SHIFT
確認 2026-10-12
「アドバンスドFDE」を2026年1月に提供開始。特定プロダクトに縛られない技術中立の立場で、顧客の業務・開発現場の現状と課題を把握した上で、AIエージェント・生成AIの導入から定着までを伴走型で支援。
業務側(プロセス分析→導入手順設計→運用・改善)と開発側(要件〜テストのAI駆動開発定着)の2領域をカバー。東証プライム上場。日経新聞の報道でも確認できる。
高2026/1——公式プレスリリース
Walkers
確認 2026-10-12
中小企業向けを明示した「FDEサービス」を2026年6月に提供開始。AI駆動型人材が顧客組織に入り込み、設計・開発から伴走支援・内製化・定着まで継続支援。
「ツールを売るのではなく現場に入り込んで一緒に作る」姿勢を打ち出す。企画から運用・改善推進まで一気通貫の伴走を自社一貫で提供し、分業による手戻りを排除するとしています。
中2026/6——PR TIMES
テコテック
確認 2026-10-12
中小・中堅企業向けの「成果直結型FDEサービス」を2026年7月に提供開始。エンジニアが顧客企業の現場に入り込み、業務課題の分析からAI導入・運用定着までを一体で支援。
AI駆動開発による高速実装(従来比約3倍を標準化と自社発表)と、現場で実際に運用できる形への落とし込みを特徴として打ち出しています。
中2026/7事例あり—公式ニュースリリース
アクティブリテック
確認 2026-10-12
「AI実装パートナー FDE」として、着手業務の整理から本番実装・運用改善までを一体で進めるサービスを専用サイトで提供。
FDE専用サイトは実在し問い合わせ導線もありますが、提供開始日の発表がなく、コーポレートサイト本体にFDE事業の記載が確認できないため、確度は低めです。
低———公式サービスサイト
ブレイブスタジオ
確認 2026-10-12
bravesoftのグループ会社が2026年8月に開始した「AI FDE」。エンジニアが顧客の現場に入り、課題の発見からAIを組み込んだシステムの実装、現場への定着、KPI改善までを一つのチームで担当します。
島根県松江市を拠点にアプリ・Webシステムの受託開発を手がけてきた会社です。支援は無料の業務診断(45分)から始まり、対象業務とROI仮説を決める段階、実データでの検証、本番運用化と定着、複数部門への横展開という段階を踏みます。納品物には業務フローやKPIツリー、AIアプリのほか運用手順書や効果測定のダッシュボードが含まれます。自社でもAIプロダクト「HandoffAI」を開発・提供しています。
中2026/8——公式サービスページ+公式プレスリリース

※ 中カテゴリは各社の公式サイト・プレスリリースの表記のみを根拠に分類しています。根拠の原文と出典はFDE提供企業 カオスマップの各社「くわしく見る」でご確認いただけます。

参入準備の動きが見られる企業(観測中・19件)+

FDE人材の採用や参入の方針は公表されているものの、外部に発注できるサービスとしての提供が公式サイト・プレスリリースで確認できていない企業です。提供が確認でき次第、一覧に追加します。

JAPAN AI(東証上場ジーニーグループ)
自社AI基盤「JAPAN AI STUDIO」を軸に顧客業務へ入り込むFDE組織を7名から将来200〜300名体制へ拡大する構想を求人情報で公表しています。ただし、外部に発注できるFDE型サービスとしての提供は、公式サイト・プレスリリースでは現時点で確認できていません(2026年8月再確認済み)。 求人票
Insight Edge(住友商事グループ)
FDE職の新設を自社技術ブログで公表していますが、対象は住友商事グループの事業群であり、外部企業が発注できるサービスとしての提供は確認できていません。 自社技術ブログ
船井総合研究所
自社コラム内で「FDE支援を手がけています」と言及していますが、専用のサービスページや提供形態・開始時期の公表は確認できていません。 自社コラム
ServiceNow × アクセンチュア FDEプログラム
両社チームが顧客環境に入り込むFDEプログラムを2026年6月に発表していますが、日本市場での提供時期・提供体制は現時点で公表されていません。 アクセンチュア公式プレスリリース
Hmcomm
自社の対話型AIエージェント基盤「Terry2」を用いたPoCで「FDE(Forward Deployed Engineer)アプローチを採用」と明記していますが、外部企業が発注できるFDE型サービスとしての提供は公表資料で確認できていません(2026-08-12再確認)。 PR TIMES
アカツキAIテクノロジーズ
公式サイトでは「AIエンジニア派遣」事業を案内していますが、FDE型の支援を外部企業が発注できるサービスとして明示した公式ページ・プレスリリースは現時点で確認できていません(2026年8月再確認)。公式に提供が確認でき次第、一覧へ掲載します。 公式サービスページ
Oflight
自社コラムで「外部FDE」の機能提供に言及していますが、サービス案内・料金・FAQの各ページにFDE型サービスの記載は現時点で確認できていません(2026年8月再確認)。公式に提供が確認でき次第、一覧へ掲載します。 自社コラム
Easy technology
「FDE型AIコンサルティング事業」の開始をプレスリリース配信サービス経由で発表していますが、公式サイト上にFDE事業のサービス案内は現時点で確認できていません(2026年8月再確認)。公式サービスページの公開が確認でき次第、一覧へ掲載します。 プレスリリース(ValuePress)
ストックマーク
自社LLMを活用するFDE組織の拡大を2026年8月に発表していますが、発表の内容は自社の組織強化と採用の案内であり、外部企業が発注できるFDE型サービスの提供・料金・申込の導線は公式サイトで確認できていません(2026-08-24確認)。公式に提供が確認でき次第、一覧へ掲載します。 公式ニュースリリース
パーソルワークスイッチコンサルティング
新サービス「AIコンサルティング(Switch → AI-Native with AI Consulting)」を2026年9月1日に発表し、公式ニュースの本文に「顧客企業と当社の専門家がひとつのチームを組成する『チーム型FDE(Forward Deployed Engineer)』」と明記しています。外部の顧客企業に向けたサービスですが、公式サイトのサービスページには当該サービスがまだ掲載されていません(2026-09-07確認)。公式サービスページの公開が確認でき次第、一覧へ掲載します。 公式ニュース
トランスエヌ
経営体制の強化を2026年9月1日に発表し、「FDE統括役員」を置いて「Forward Deployed Engineering領域を中心に、顧客現場におけるAI導入・実装・定着を統括します」と明記しています。ただし外部企業が発注できるFDE型サービスとしての提供・料金・申込の導線は公式サイトで確認できていません(2026-09-07確認)。公式に提供が確認でき次第、一覧へ掲載します。 PR TIMES
AI Ops Manager
FDE人材と企業をつなぐマッチングサービス「AI Ops Manager」の企業向け機能を2026年9月4日に提供開始。「企業がプロジェクトを起点に登録タレントと出会える企業向け機能の本格提供を開始しました」と明記され、企業アカウントの申込導線(app.ai-ops-manager.com/company/signup)と「企業アカウントの登録およびタレント探索の利用開始に初期費用はかかりません」の記載があります。ただし公式サイトにFDEの記載が確認できないため観測中(2026-09-07確認)。公式に確認でき次第、人材マッチング型として掲載します。 PR TIMES
インサイドパス
Ichizoku株式会社との共同で、インサイドセールス向けAIエージェントの開発・運用支援を2026年9月4日に開始。「現場から得られるフィードバックをもとに、継続的にAIエージェントを改善していくFDE(Forward Deployed Engineering)モデルを採用」「業務分析から開発・導入、その後の改善まで一貫して伴走します」と明記され、診断後の開発・導入は有償と記載されています。ただし公式サイトに当該サービスの記載が確認できないため観測中(2026-09-07確認)。公式サービスページの公開が確認でき次第、一覧へ掲載します。 PR TIMES
Foundry Labs
OpenAI Select Partner認定の発表(2026年9月7日)で「フォワード・デプロイド・エンジニア(FDE)がクライアントチームに直接入り込み、AIの構想段階から測定可能な成果を生み出す本番システムまでを一貫して支援します」と明記されています。ただし公式サイトにはFDE型支援の外販の記載が確認できないため観測中(2026-09-14確認)。公式サイトでFDE型支援の提供が確認でき次第、掲載を再審査します。 PR TIMES
ZenbuAI(SVC株式会社)
法人向けの現場伴走型AI支援「Z-FDE」を公式サイトで案内しています。ただし、実装を担う体制・料金・導入事例といったサービスの実態を示す記載が現時点では確認できないため観測中としています(2026-09-16確認)。公開が確認でき次第、掲載を再審査します。 PR TIMES
AXISTA
山梨県甲府市を拠点に、常駐型AIエンジニア(FDE)による中小企業向けの導入支援を公式サイトで案内しています。ただし、導入事例・支援体制・料金などサービスの実態を示す公開情報が現時点では確認できず、公式サイトにも会社概要(商号・所在地・代表者)の記載がないため観測中としています(2026-09-16確認)。公開が確認でき次第、掲載を再審査します。 公式サイト
Zept(外部AI事業部)
現場に入り込むエンジニア(FDE)が課題発見から設計・PoC・実装・改善・定着までを担う「外部AI事業部」の提供開始をプレスリリースで発表しています。ただし、このサービスの内容・料金を示す記載が公式サイトでは確認できないため(公式サイトに掲載されているのは別サービスの「AI経営パートナー(外部CAIO)」です)、観測中としています(2026-09-21確認)。公式サイトでの公開が確認でき次第、掲載を再審査します。 PR TIMES
EGGHEAD(AI調達エージェント)
エンジニアが調達担当者と業務を確認し、既存システムとの連携や機能のカスタマイズを進めるFDE型で、「AI調達エージェント」の個社向け開発・導入を始めるとプレスリリースで発表しています。ただし、FDE型の支援内容・料金を示す記載が公式のサービスページでは確認できないため、観測中としています(2026-09-28確認)。公式サイトでの公開が確認でき次第、掲載を再審査します。 PR TIMES
コムチュア(Dataiku×FDE伴走支援)
Dataiku Japanとのパートナー契約にあわせ、FDEが業務課題の発見から実装・改善・定着までを伴走する支援をプレスリリースで発表しています。ただし、このサービスの内容を示す記載が公式サイトでは確認できないため、観測中としています(2026-09-28確認)。公式サイトでの公開が確認でき次第、掲載を再審査します。 PR TIMES

目的別で見るFDE企業

「結局どこに相談すればいいのか」で迷ったときの早見表です。用途ごとに、どんな基準で挙げたかを明記したうえで、代表的な企業を紹介します(全社の一覧は上の区分別一覧をご覧ください)。

特定製品に縛られず、導入から定着まで任せたい

選定基準:自社製品への依存がなく、診断から全社定着までの一貫支援を明示している実装常駐型。

  • デジライズ:専属AIエンジニアが週1〜5日常駐。AI診断→PoC→本格開発→全社定着まで一気通貫
  • SHIFT:東証プライム上場。特定プロダクトに縛られない技術中立の立場を明示した「アドバンスドFDE」
  • フォーティエンスコンサルティング:NTTデータグループ(旧クニエ)。AI前提の業務設計から実装・定着までを一貫支援

中小・中堅企業として、小さく始めたい

選定基準:中小・中堅企業向けであることを公式に明示し、かつ事例または料金・契約条件のいずれかを公式に公開している会社。

  • テコテック:中小・中堅企業向けの「成果直結型FDEサービス」。顧客名を伏せた事例を公開
  • みんなシステムズ:中小企業向けを明示。エンジニアが現場を訪問して業務を体験する「現場体験プラン」から入る(対応エリアは東京・長崎・岐阜・佐賀)。顧客名つきの事例を公開
  • グリーンウォーターズ:非IT業種の中小企業向けを明示したFDEサービス「Deployed AX」。3ヶ月単位・1ヶ月30万円(税別)からと費用の目安を公開

※Walkersも中小企業向けを公式に明示していますが、事例・料金のいずれも公開が確認できないため、上の区分別一覧に掲載しています。

大手グループの体制・エンタープライズ水準で進めたい

選定基準:大手企業グループまたは海外AI企業との合弁・提携による提供体制(エンタープライズ型)。

SIer・開発会社として、自社のAI実装力を補いたい

選定基準:企業のIT部門や開発会社への常駐・請負を明示しているもの。

  • 日本AIセンター(FDE DESK):現場に入りコーディングエージェントを率いて実装・定着まで担うFDE人材を、SESベースで提供
  • Shunkan AI(AI適応開発):SIer・システム開発会社に特化。FDEが開発現場に入り、AI活用基盤(ハーネスエンジニアリング)の構築や実装を代行しながら、社内にFDE部隊を立ち上げるところまで支援

利用中・導入予定のAIプロダクトと一体で進めたい

選定基準:自社が開発したAI基盤・プロダクトを前提に、その提供元自身が常駐・伴走まで行うもの(製品前提である点に注意)。

  • クラシル(Kurashiru AI OS):東証グロース上場。メーカー・卸向けの自社AIエージェント基盤を土台に、AIコンサルティングと伴走開発を同じチームが一気通貫で担う
  • LayerX(Ai Workforce):自社の生成AIプラットフォーム前提。実装担当FDEと調整担当DSがペアで入る体制
  • QueryPie AI:自社のエンタープライズAIプラットフォーム前提で、RAG・MCP・AIエージェントの実装を支援
  • ECU(AX Platform):統合AI基盤「AX Platform」を中心に、最短2週間でFDEをアサイン

※Salesforce(Agentforce)を使う場合は、提供元ではなく認定パートナー経由になります(国内SIer 9社による「FDE Partner Network」)。Sakana AI(Applied Team)は大企業・防衛セクター向けの対外事業ラインです。いずれも上の区分別一覧に掲載しています。

FDE人材を自社チームに確保したい

選定基準:FDE人材のマッチング・紹介の窓口を持つ形態。

  • DeFactory「ラボ型FDE」:ハイスキルFDE人材を自社チームに確保できるマッチング窓口(平均月額135万円との紹介例)。成果完成型準委任契約による案件の直接受注にも対応しています
  • ライトアップ:FDE特化の人材紹介(成果報酬型・東証グロース上場)。FDEを正社員採用したい企業向け
  • コマースロボティクス(Global AI Lab):FDEチームを専属アサインするラボ型。常駐前提の職種別月額料金を公開

製造業など、業種で探したい

選定基準:公式サイトまたはプレスリリースで、製造業を対象領域として明記している会社(2026-09-17追加)。

  • クラシル(Kurashiru AI OS):自社製品前提型。食品・飲料メーカーを中心に、卸まで含めた食品流通の業務(販促・受発注・需給・経営管理)を対象に伴走(製品前提である点に注意)
  • エイシング:業界特化型。製造業の生産設備・工程を対象に「PoCにとどまらない実装・運用までを一貫して支援」と明記
  • MapleSystems:業界特化型FDE。公式に「金融・IT・製造が中心」と構成比を公開
  • GenX:自社製品前提型。製造業・BPO事業者向けに伴走支援(製品前提である点に注意)

※富士通(Uvance Wayfinders)も製造業を重点領域に明記していますが、上の「大手グループの体制」の項に掲載しています。金融・防衛はSakana AI(Applied Team)、金融・ITはMapleSystemsが公式に対象領域として挙げています。

よくある質問

このページの情報はどのように調査・掲載していますか?+
各社の公式サイト・プレスリリース・求人情報などの公開情報を当メディアが独自に確認し、「他社に外販しているFDE型サービスであること」が確認できた企業のみを、確認日を明記して掲載しています。FDE人材の求人情報のみで、サービスとしての提供が確認できない企業は一覧に掲載しません(参入準備の動きとして「観測中」欄で紹介する場合があります)。当メディアは公式情報に基づいて情報を提供する立場であり、各社のサービス品質を評価・推奨するものではありません。掲載にあたって各社から対価を受け取っていません。内容は確認時点のものであり、最新の情報は必ず各社の公式情報でご確認ください。
このページの「確度」ラベルは何を意味していますか?+
「高」は公式の一次情報に加えて第三者の報道等で複数確認できた企業、「中」は自社の発信(公式サイト・ブログ)のみを根拠とする企業、「低」は自社の発信のみで導入実績等の客観的な裏付けが確認できていない企業を指します。当メディアは各社の優劣やサービス品質を判断するものではなく、あくまで情報の裏付けの強さを示しています。
FDEはどんな企業に向いていますか?+
一般に、AI導入をPoC(試作)止まりで終わらせたくない企業や、社内にAI人材がおらず「何から手を付けるべきか」の課題設定から任せたい企業に向くとされています。逆に、要件が明確で開発リソースだけが足りない場合は、従来の受託開発やSESの方が合うこともあります。本ページの「選び方|5つの判断軸」も参考にしてください。
「自社製品前提型」の会社に依頼するとどうなりますか?+
実装常駐型・コンサル伴走型と異なり、その会社が持つ自社のAIプロダクト(例:LayerXのAi Workforce)の導入が前提になることが一般的です。特定製品に依存したくない場合は、実装常駐型やコンサル伴走型の会社を検討するとよいでしょう。
掲載内容の誤りの指摘や、掲載の希望はできますか?+
掲載内容に誤りを見つけた場合や、FDE型サービスを提供していて掲載を希望される場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。公開情報にもとづき確認のうえ、対応いたします。
PoC(試作)で止まってしまい、本番まで進めたい場合はどう選べばよいですか?+
公式に「PoCで終わらせない」「本番導入まで」を掲げている会社を候補にする方法があります。本ページの掲載企業では、SB OAI Japan(PoCで終わらせず本番システム構築まで)、デジライズ(AI診断→PoC→本格開発→全社定着まで一気通貫)、エイシング(PoCにとどまらない実装・運用までを一貫支援)が公式にこの点を明記しています。上の「目的別で見るFDE企業」の各項目と、「選び方|5つの判断軸」の②支援範囲もあわせてご覧ください。
社内にAIを実装できる人がいない場合、どこから頼めばよいですか?+
課題の整理から実装・定着までを外部のエンジニアが担う「実装常駐型」か、FDE人材を自社チームに迎える「人材マッチング型」のどちらかが一般的な入口です。前者は上の「特定製品に縛られず、導入から定着まで任せたい」、後者は「FDE人材を自社チームに確保したい」の項をご覧ください。撤収後に自社だけで運用を続けられるか(選び方の④自走体制)も先に確認しておくと、長期のコストを抑えられます。
助言だけで終わる支援は避けたいのですが、実装まで手を動かす会社はどう見分けますか?+
公式ページに「実装」「現場に入る」「動くものを作る」といった提供内容が明記されているかで見分けられます。本ページでは提供形態を「実装常駐型」「コンサル伴走型」などに区分し、実装常駐型には現場への入り方(常駐・訪問・リモート併用)の公式表記を一覧に載せています。例えばアットストリームコンサルティングは「提案書ではなく、動くものを現場に。」を掲げています。「選び方|5つの判断軸」の①提供形態と③常駐・伴走の形をご確認ください。

まとめ

国内のFDE市場は2026年に入って急速に立ち上がったばかりで、料金や常駐形態などの詳細を公開している会社はまだ少数です。まずは本ページで「どの区分の会社が自社に合うか」を把握し、複数社に問い合わせて比較検討することをおすすめします。当ページは、国内でFDE型サービスを提供する企業の動向を定期的に確認し、内容を更新していきます。

最終更新:2026年10月(初版・掲載48件)

更新履歴

  • 2026年10月:観測中の1社について公式サイトでFDE常駐の支援を確認し、掲載へ移しました。掲載を48社へ更新しました
  • 2026年10月:掲載申込1社を審査のうえ追加し、掲載を47社へ更新しました
  • 2026年10月:掲載申込1社を審査のうえ追加し、掲載を46社へ更新しました。あわせて企業マップと一覧の表記を会社名にそろえました
それ以前の更新履歴を見る+
  • 2026年9月:公式サイトの料金表記を再確認し、2社(FDX・ティースリー)の料金・契約条件に追加のプランを反映しました
  • 2026年9月:新規参入の調査で2社を追加し、掲載を45社へ更新しました
  • 2026年9月:目的別に「製造業など、業種で探したい」を追加し、よくある質問に状況別の3問(PoC止まり/社内に実装できる人がいない/助言だけの支援を避けたい)を追加しました
  • 2026年9月:掲載の審査基準を見直し、サービスの実態を示す公開情報が確認できなかった2社を観測中へ移して掲載を43社へ更新しました
  • 2026年9月:新規参入の調査で1社を追加し、掲載を45社へ更新しました
  • 2026年9月:掲載申込1社を審査のうえ追加し、掲載を44社へ更新しました。あわせて企業マップの実装常駐型を「常駐型」「訪問・リモート併用型」の中カテゴリに分けました
  • 2026年9月:掲載申込1社を審査のうえ追加し、掲載を43社へ更新しました
  • 2026年9月:掲載企業の公式URLを全件点検し、リンク切れ1件(富士通)の出典を公式プレスリリースへ差し替えました
  • 2026年8月:新規参入の調査で3社を追加し、掲載を42社へ更新しました
  • 2026年8月:掲載申込1社を審査のうえ追加し、掲載を39社へ更新しました
  • 2026年8月:新規参入の調査で2社を追加し、掲載を38社へ更新しました
  • 2026年8月:掲載を36社へ更新し、比較項目に「開始時期・事例・料金/契約条件」を追加しました
  • 2026年7月:初版公開
✍️ 貴社の導入支援の知見を記事にしませんか?(無料)
AI導入・開発支援の現場知見をお持ちの企業様向けに、寄稿記事を受け付けています。テーマのご相談だけでも歓迎です。
メルマガ登録CTA B2(MCPカオスマップ無料プレゼント)