【2026年最新】CRM API料金比較|HubSpot・Salesforce・Zoho・Pipedrive




CRM API料金比較

はじめに

CRM APIとは?

CRM(Customer Relationship Management)APIとは、顧客情報・商談・タスクなどの営業データをプログラムから操作するためのインターフェースです。AIエージェントと組み合わせることで、問い合わせの自動受付・商談ステータスの自動更新・フォローアップタスクの自動作成などを実現できます。

HubSpot・Salesforce・Zoho CRM・Pipedriveはいずれも主要なCRMサービスで、それぞれREST APIを提供しています。メール配信APIと異なり、API利用自体の従量課金はなく、SaaSサブスクの月額費用に含まれるのが特徴です。

AIエージェントとCRMの連携パターン

  • リード自動登録:Webフォームの問い合わせをAIが解析→CRMに新規コンタクトとして自動登録
  • 商談ステータス更新:AIがメール・チャット内容を解析→商談フェーズを自動で進める
  • フォローアップ自動化:商談停滞を検知したAIが担当者にタスクを自動作成・通知
  • レポート自動生成:月次の商談データをCRM APIで取得→AIがサマリーを生成・Slackに送信

この表の見方

  • 無料プランでAPI利用可否:開発・小規模テストを0円で始められるか
  • API上限(目安):1日あたりのAPIコール数の上限(プランにより異なる)
  • SaaSプラン(参考):API利用に必要なサブスクの月額目安

CRM API料金比較表(2026年3月時点)

※API利用自体は各SaaSプランに含まれます(別途従量課金なし)。料金は参考値・年間契約ベース。最新情報は各社公式ページをご確認ください。

サービス 提供元 無料プランでAPI API上限(目安) SaaSプラン(参考/月) AIエージェント用途
HubSpot CRM HubSpot あり(Free 0円) 25万リクエスト/日(Free) Free 0円 / Starter ~1,350円〜 コンタクト管理・タスク作成・商談更新
Zoho CRM Zoho あり(3ユーザー無料) 5,000クレジット/日(Free) Free 0円 / Standard ~2,100円/user〜 レコード取得・商談更新・タスク作成
Pipedrive Pipedrive なし(14日トライアルのみ) 20〜40リクエスト/2秒(プラン別) Lite ~2,100円/user〜 Deals管理・Persons取得・Activities作成
Salesforce Salesforce なし(Developer Edition※) 1日コール数はプラン×ユーザー数で決定 Starter ~3,750円/user〜 顧客情報取得・商談管理・タスク作成

※HubSpot Free:1アプリあたり10秒100リクエスト・1日25万リクエスト制限。高頻度処理はProfessional以上($800/月〜)推奨。
※Zoho CRM:APIコールはクレジット制(1コール=1〜5クレジット)。1日5,000クレジット(Free)を超えた分は別途購入または上位プランが必要。
※Pipedrive:14日間の無料トライアルあり。継続利用はLiteプラン(年契約$14/user/月≈2,100円)から。レートリミットはLite 20 req/2sec、Growth 40 req/2sec。
※Salesforce Developer Edition:本番環境での商用利用不可・開発/テスト専用。1日15,000APIコール制限。

サービス別 詳細解説

HubSpot CRM

無料プランで本格的なCRM APIが使えるのがHubSpotの最大の強みです。コンタクト管理・商談・タスク・メールの送受信履歴など幅広いエンドポイントが無料から利用可能で、AIエージェントとの連携を低コストで試せます。

1日25万リクエスト(Free/Starter)は、小中規模のAIエージェント運用には十分な量です。当サイト(AIエージェントナビ)でもHubSpotのAPIを使ってニュースメール配信システムを構築しており、Starterプランの範囲内で問題なく動作しています。

Professionalプランは$800/月〜と急激に高くなりますが、マーケティングオートメーション・高度なレポートが必要なエンタープライズ向けです。AIエージェントとの基本的なCRM連携ならFree〜Starterで十分です。

Zoho CRM

無料で3ユーザーまでCRM+APIが使え、コスト効率が高いサービスです。1日5,000クレジットの範囲内であれば、AIエージェントからの顧客情報取得・更新が0円で実現できます。

Zoho CRMはZoho Mail・Zoho Projects・Zoho Analyticsなど他のZohoサービスとのシームレスな連携が強みで、Zohoのエコシステム全体をAI自動化したい場合に特に有効です。国内中小企業での採用も多く、日本語対応も充実しています。料金は同等機能でHubSpotより安く、コスト重視の選択肢として有力です。

Pipedrive

営業パイプライン管理に特化した設計で、商談(Deal)の進捗管理がシンプルかつ直感的です。AIエージェントとの連携では、Deals・Persons・Activitiesの3エンドポイントを中心に使うことが多く、商談の自動ステージ更新・活動記録の自動追加などに向いています。

無料プランはなく、最安のLiteプランが$14/user/月(≈2,100円)です。14日間の無料トライアルで動作確認してから判断できます。レートリミットがLiteは20 req/2secと比較的緩めで、小規模な自動化なら問題ありません。

Salesforce

エンタープライズCRMの世界標準として最も普及しているサービスです。APIの機能は最も充実しており、複雑なビジネスロジックをCRMに組み込む用途に向いています。

開発・テスト用のDeveloper Editionは無料ですが、商用利用不可です。本番利用はStarter Suite($25/user/月≈3,750円)以上が必要です。大企業での採用が多く、既存のSalesforce環境があるならAPIの選択肢として最優先ですが、スモールスタートには他サービスの方がコスト効率が良いです。

用途別おすすめ

無料・低コストからAI×CRM連携を始めたい

HubSpot CRM(Free)が最適です。0円でAPIを使い始められ、コンタクト管理・商談・タスクの主要機能がすべて無料で使えます。1日25万リクエストは小中規模の自動化に十分な量です。

コスト重視・Zohoエコシステムを活用したい

Zoho CRM(Free〜Standard)が向いています。3ユーザーまで無料、有料プランもHubSpotより安く、Zoho Mail・Zoho Analyticsとの連携で業務全体をZohoに統一できます。

営業パイプライン管理に特化したい

Pipedriveが最適です。商談の進捗管理UIが直感的で、AIエージェントからの商談ステータス更新が使いやすい設計です。14日間トライアル後、Lite($14/user/月)から始められます。

大企業・既存Salesforce環境がある

Salesforce一択です。世界標準のCRMとして連携実績・サポート・拡張性が最も充実しています。AgentforceなどSalesforce独自のAI機能との統合も強みです。

無料枠・始め方まとめ

HubSpot CRM

developers.hubspot.comでPrivate Appを作成しAPIトークンを発行。無料アカウントで即日利用開始できます。Python SDKあり。

Zoho CRM

zoho.com/crm/developerでOAuth認証を設定。無料アカウント(3ユーザー)を作成してAPIクライアントを登録。

Pipedrive

developers.pipedrive.comで14日間トライアルを開始→APIトークン発行→エンドポイントへHTTPリクエスト。

Salesforce

developer.salesforce.comでDeveloper Edition(無料)を作成して開発テスト。本番はStarter Suite以上を契約してConnected Appを設定。

よくある質問

CRM APIはAIエージェントから直接呼び出せますか?

はい。すべてのサービスがHTTP REST APIを提供しており、PythonやNode.jsからHTTPリクエストを送るだけで呼び出せます。HubSpot・Zoho・SalesforceはPython SDKも提供しているため、さらに簡単に組み込めます。MCPサーバーも各CRMで提供されており(HubSpot MCP・Salesforce MCP等)、Claude Codeなどのエージェントから直接操作することも可能です。

CRM APIのレートリミットを超えるとどうなりますか?

上限を超えたAPIコールはHTTP 429(Too Many Requests)エラーで拒否されます。自動化スクリプトにリトライ処理(指数バックオフ)を実装するか、上位プランへのアップグレードまたは追加APIコール枠の購入が必要です。低頻度の自動化であれば各サービスの無料・低価格プランで十分対応できます。

HubSpotとSalesforceはどちらがいいですか?

規模と用途によります。スタートアップ・中小企業でAIエージェントとの連携を低コストから試したい場合はHubSpot(Free〜Starter)が向いています。大企業・複雑な営業プロセス・既存システムとの深い統合が必要な場合はSalesforceの方が適しています。Zoho CRMは両者の中間に位置し、コスト重視の中小企業に向いています。

Salesforceに無料プランはありますか?

商用利用できる無料プランはありません。Developer Edition(無料)は開発・テスト専用で、本番環境での商業利用は禁止されています。本番利用にはStarter Suite($25/user/月≈3,750円)以上の契約が必要です。無料でCRM APIを試したい場合はHubSpot FreeまたはZoho CRM Free(3ユーザー)を使用してください。