Grok 4.7が出てこない理由|公式が挙げた提供先は4つ

新モデルのGrok 4.7を試そうとしたのに、いつもの画面のモデル一覧に出てこない。その状態は異常ではありません。公式が提供先として挙げたのは4つだけで、そこに一般向けのGrokアプリは入っていないからです。

この記事では、公式が名指しした提供先を1つずつ確認し、自分が探している画面が対象かどうかを見分ける順番を示します。2026年9月23日時点の情報です。

⚠️ まず確認:Grok全体で障害が起きていませんか?

モデルが選べない状態と、サービス全体の障害は別物です。先に切り分けましょう。

▶ Grokの稼働状況を確認する

Grok 4.7とは?2026年9月22日発表

コーディングとエージェント作業のためのモデル

Grok 4.7は2026年9月22日(現地時間)に発表された推論モデルです。開発元はSpaceXAIで、以前のxAIから2026年7月6日に社名が変わりました。公式ページのフッターにも「© 2026 SpaceXAI LLC」と記載されています。Grokという製品名は変わっていません。

用途はコーディングとエージェント作業です。なお、GitHub側の告知は発表当時の表記のまま「xAI's latest reasoning model」と書いており、社名の表記が媒体によって割れています。同じモデルを指しています。

関連記事:SpaceXAIがGrok 4.7を発表|コーディングと知識労働で最高性能を実現

料金は入力の長さで2段に分かれる

公式ブログは料金を「100万トークンあたり入力2ドル、出力6ドルから」と書いています。この「から」が重要で、実際は入力の長さで単価が変わります

公式のAPIドキュメントによれば、区切りは20万トークンです。

入力の長さ 入力 キャッシュ入力 出力
20万トークン未満 2.00ドル 0.50ドル 6.00ドル
20万トークン以上 4.00ドル 1.00ドル 12.00ドル

いずれも100万トークンあたりの金額です。扱えるコンテキストは50万トークンなので、長い入力を投げる使い方では上の段に入ります。「2ドルと6ドルで固定」と読むと見積もりを外します。

このほか、出力速度が2倍の版が倍の価格で提供されています。

公式が挙げた提供先は4つ

2026年9月23日時点で、公式が名指しした提供先は次のとおりです。

探している場所 使えるか 条件
Cursor 発表当日から
Grok Build 発表当日から
Grok API モデルIDで指定
GitHub Copilot 対象プランのみ・段階展開・管理者設定あり
一般向けGrokアプリ(grok.com・X) 公式が提供先に挙げていない

CursorとGrok Buildは当日から

公式ブログは提供先を次のように書いています。

Grok 4.7 is available today in Cursor and Grok Build.(Grok 4.7は本日よりCursorとGrok Buildで利用できます)

Grok APIと他社のコーディング環境

同じ文の続きで、Grok API、他社のコーディング環境、モデルルーター、クラウドプラットフォームからも使えると書かれています。ただし、どの事業者が対応済みかまでは公式ブログに書かれていないため、利用中のサービス側の告知を確認してください。

一般向けGrokアプリは挙がっていない

ここが「出てこない」の中心です。公式ブログの提供先に、grok.comやXのGrok、SuperGrok、無料枠は一つも名指しされていません(2026年9月23日に本文を機械確認)。

注意したいのは、公式ページに grok.com への「Try for free」リンクがあることです。これはサイト共通の入口であって、Grok 4.7がそのアプリで使える根拠ではありません。また、公式はアプリへの提供時期についても何も書いていないため、いつ来るかは分かりません。「使えない」と断定できるのではなく、公式が挙げていないというのが正確なところです。

関連記事:Grok 4.5が使えない・表示されない原因と対処法

GitHub Copilotは段階展開

対象はPro・Pro+・Max・Business・Enterprise

GitHubの告知は2026年9月21日付で、対象プランを限定しています。

Grok 4.7 will be available to Copilot Pro, Pro+, Max, Business, and Enterprise SKUs.(Grok 4.7は、Copilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterpriseの各SKUで利用できるようになります)

ここに無いプランを使っている場合は、待っても出てきません。課金は従量課金で、モデル提供元の表示価格が適用されます。

管理者がモデルポリシーで止められる

会社から配られたアカウントの場合、対象プランでも管理者側で塞がれていることがあります。

Copilot Enterprise and Copilot Business plan administrators can manage access to Grok 4.7 through the model policy in Copilot settings.(CopilotのEnterpriseとBusinessプランの管理者は、Copilot設定のモデルポリシーでGrok 4.7へのアクセスを管理できます)

この設定で許可されていなければ、個人の画面をどう操作しても出てきません。自分の権限では変えられない部分です。

選べる場所はエディタごとに用意されている

告知が挙げている選択場所は、Visual Studio Code、Visual Studio、Copilot CLI、GitHub Copilotのクラウドエージェント、GitHub Copilotアプリ、JetBrains、Xcode、Eclipseです。ただし一斉に出るわけではありません。

Rollout will be gradual. Check back soon if you don't see it yet.(展開は段階的に行われます。まだ表示されない場合は、しばらくしてからもう一度ご確認ください)

それでも出てこないときの確認順

手順1:どの面で探しているかを決める

最初にこれを確かめます。grok.comやXのアプリで探しているなら、そこは公式が挙げた提供先ではありません。今すぐ試したい場合は、Cursor・Grok Build・Grok API・GitHub Copilotのいずれかに移ることになります。

手順2:会社アカウントなら管理者設定を見る

GitHub Copilotを会社のアカウントで使っている場合は、社内の管理者に確認してください。モデルポリシーで許可されていない限り、個人の設定では表示できません。個人アカウントで対象プランなら、段階展開の途中である可能性が高いので、時間をおいて開き直します。

手順3:APIならモデルIDで直接指定する

APIを使う場合は、画面の一覧に頼らずモデルIDを直接指定します。公式ドキュメントに記載されているIDは次のとおりです。

grok-4.7

リクエストが通らないときは、表記のゆれ(ハイフンとドットの位置)を先に疑ってください。

関連記事:Grok Botが使えない?対象プランと早期ベータの制限

図解:それでも出てこないときの確認順

まとめ

2026年9月23日時点の整理です。

  • 公式が挙げた提供先は4つ:Cursor、Grok Build、Grok API、GitHub Copilotです
  • 一般向けGrokアプリは挙がっていない:grok.comやXで探しても見つかりません
  • Copilotは段階展開:対象プラン以外では出ず、会社アカウントは管理者設定にも左右されます
  • API料金は2段:入力20万トークン以上で単価が倍になります
  • APIはモデルID grok-4.7 を直接指定:一覧に頼らず呼べます

まずは自分がどの画面で探しているかを確かめてください。そこが公式の提供先に入っていなければ、待つのではなく別の入口を選ぶ判断になります。

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