営業の事務作業がゼロになる日。ソフトバンクのAIエージェントがSFA連携を自動化

2026年1月30日、ソフトバンク株式会社は、企業や自治体向けに提供している「生成AIパッケージ」の大幅な機能強化を発表しました。
新たに追加された「CustomUI 営業支援ツール」は、AIエージェントが営業活動に深く入り込み、商談中のリアルタイム支援から商談後の面倒な事務作業までをトータルでサポートするものです。
「売れる営業のノウハウ」をAIが学習し、若手でもベテラン並みの提案ができるようになる。
そんな営業組織の変革が始まろうとしています。
商談中にAIが「カンペ」を出すリアルタイム支援
営業担当者にとって、商談中に顧客から予想外の質問をされて答えに窮したり、必要な資料が見つからずに焦ったりする経験はつきものです。今回の新機能は、まさにこの痛みを解決します。
「資料どこだっけ」を無くす
このツールには、商談中の音声をリアルタイムで解析するAIエージェントが搭載されています。
会話の内容を常に聞き取っており、文脈に応じて「今、この事例資料を見せると効果的です」や「その質問に対する回答はこちらです」といった情報を、PC画面上に自動でポップアップ表示します。
若手社員も即戦力に
まるで優秀な先輩が隣で常にカンペを出してくれるような状態になるため、経験の浅い若手社員でも自信を持って商談を進めることができます。知識不足による機会損失を防ぎ、組織全体の成約率向上に直結します。
商談後の事務作業を「ゼロ」へ
営業担当者が最も時間を取られ、かつ精神的な負担になっているのが、商談後の「SFA(営業支援システム)への入力作業」です。
議事録からシステム入力まで完全自動化
商談が終わった瞬間、AIエージェントの出番です。
商談中の会話ログから、要点をまとめた議事録を自動生成するだけでなく、顧客への御礼・フォローアップメールの文案作成、さらには日報の作成までを瞬時に行います。
さらに強力なのがSFA連携機能です。作成されたデータは、Salesforceなどの基幹システムへ自動で書き込まれます。営業担当者は内容をサッと確認して承認するだけ。「夕方に会社に戻って報告書を書く」という残業時間が消滅し、本来やるべき顧客とのコミュニケーションに時間を割けるようになります。
属人化からの脱却とナレッジ共有
「売れる営業マン」のスキルは、これまで個人のセンスや経験に依存しており、言語化して共有することが困難でした。
トップセールスの技をAIが学習
CustomUIは、組織内に蓄積された商談データをAIエージェントが解析し、「どのような課題を持つ顧客に対し、どのタイミングで、どの資料を提示したら受注につながったか」という勝ちパターンを可視化します。
トップ営業のスキルをAIが模倣し、標準的なプロセスとして他のメンバーに提示することで、属人化を排除し、組織全体が「勝てる営業集団」へと進化します。人材の流動性が高まる中、企業の知的財産を守るための強力な手段となります。
安全な環境で「勝てる営業」を作る
これらの機能は、ソフトバンクの堅牢な「生成AIパッケージ」を基盤としているため、顧客情報や商談内容といった機密情報も安全に保護されます。また、企業の業種や商談スタイルに合わせて画面(UI)を柔軟にカスタマイズできるため、現場の使い勝手を損なうこともありません。
まとめ
ソフトバンクによる「CustomUI 営業支援ツール」のリリースは、営業という人間臭い領域においても、AIエージェントによる商談自動化と効率化が不可避であることを示しています。
SFAの入力漏れに悩むマネージャーや、若手の教育コストを削減したい経営者にとって、この営業支援AIは救世主となるソリューションです。「事務作業はAIに、心の通う対話は人間に」。営業の働き方が大きく変わる転換点となりそうです。
出典: Softbank





