【実録 第19話】サイトをニュースメディアに作り変えた話

第18話では、エラーで困って検索する人に応えることを狙いに据え、あわせて各AIサービスの稼働状況がひと目でわかる掲示板を作った話を書きました。
今回は、もっと大きな話です。サイトそのものを、ニュースメディアとして作り変えました。結論からいうと、トップの見た目をニュース風にしただけでは足りず、ニュースの「集め方」まで作り直して、ようやく形になりました。
サイトの見た目が、古くなっていた
解説や比較が、中心のつくりだった
このメディアは、もともとAIエージェントの使い方や、ツールどうしの比較を解説する記事が中心でした。じっくり読んでもらう記事は積み上がっていましたが、トップページの見た目は、最初に作ったときのままでした。
もっと「今の動き」を前に出したかった
AIの世界は、動きがとても速い分野です。新しいサービスや大きな発表が、毎日のように出てきます。それなのに、トップを見ても「今、何が起きているか」が伝わりにくい。もっと最新の動きを前に出したい、と考えるようになりました。
ホームを、ニュースメディア風に作り変えた
トップに、最新ニュースと速報を前面に
そこで、トップページを大きく作り変えました。いちばん上に、最新のニュースと速報を前面に出すレイアウトです。訪れた人が、まず「今の動き」を目にできる。解説記事の入り口というより、ニュースサイトのトップに近い見せ方にしました。
公開したら、すぐ反映されるようにした
あわせて、ニュース記事を出したら、すぐにトップへ反映されるようにしました。少し前までは、トップの更新に手間がかかっていましたが、公開したそばから最新の見出しが並ぶ。速報らしい、テンポのある見せ方になりました。
でも、肝心のニュースを取りこぼしていた
見た目は整ったのに、大事なニュースが載らない
見た目は、ぐっとニュースサイトらしくなりました。ところが、しばらくして問題に気づきます。せっかくニュースを前面に出す作りにしたのに、肝心の「大事なニュース」が、載っていないことがあったのです。
集め方が、一部の情報源頼みだった
原因は、ニュースの集め方にありました。当時は、限られた情報源に頼って、ニュースの候補を集めていました。そのため、その情報源が拾わなかった大きな動きは、こちらの網から漏れてしまっていたのです。見た目だけニュースサイトで、中身が追いついていない状態でした。
ニュースの集め方を、作り直した
各メディアの最新を、直接取りに行く
そこで、集め方そのものを作り直しました。まず、ひとつの情報源に頼るのをやめて、各メディアが出している最新の一覧を、直接取りに行く形にしました。情報源を広げることで、拾える範囲をぐっと大きくしたのです。
大きなニュースを、取りこぼさない網を足した
それだけではありません。大きなニュースほど取りこぼさないように、重要な動きを別の角度からもすくい上げる仕組みを足しました。普段は各メディアの最新で広く拾い、見逃すと痛い大きな動きは、もう一段の網で確実に受け止める。二重で取りこぼしを防ぐ形にしました。
見た目と中身が、そろった
速く・漏れなく・最新が並ぶ
集め方を直してからは、トップに並ぶニュースが、速く、漏れなく、最新のものになりました。見た目がニュースサイトらしいだけでなく、中身もそれに見合うものになった、という手応えがあります。
解説に加えて、ニュースも届くメディアへ
もともとの解説や比較の記事をやめたわけではありません。じっくり読む記事はそのまま残しつつ、そこに「今の動きを届ける」という役割が加わりました。解説メディアから、解説もニュースも届くメディアへ。立ち位置が一段広がった形です。
見た目より、中身が肝心だった
デザインだけ変えても、メディアにはならない
この一連の作り変えで、いちばん学んだことがあります。デザインを変えただけでは、メディアの中身は変わらない、ということです。トップをニュース風にしても、肝心のニュースが漏れていては、ニュースメディアとは呼べません。
仕組みまで変えて、はじめて変わる
本当に変わったのは、見た目ではなく、ニュースの集め方という「仕組み」を作り直したときでした。見える部分の裏で、地味でも仕組みを直す。そこまでやって、はじめてメディアは生まれ変わるのだと実感しました。
まとめ
- 動きの速いAIの分野に合わせて、トップを最新ニュース・速報中心のレイアウトに作り変えた。
- 公開したらすぐトップに反映される、速報らしい見せ方にした。
- ところが、集め方が一部の情報源頼みで、大事なニュースを取りこぼしていた。
- 各メディアの最新を直接取りに行く+大きな動きを別の網ですくう、二重の仕組みに作り直した。
- デザインだけでなく、集め方という仕組みまで変えて、はじめてニュースメディアになった。
ここまで、自動化を進めては見直し、狙いを定め、サイトごと作り変えてきた道のりを書いてきました。AIと一緒に会社を動かす実験は、まだ続いています。次に大きな動きがあったら、また正直に記録します。
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