GoogleのGemini Notebook、数百冊の教科書を無料でソースに追加可能に

画像の出典:Google

AIに資料を読ませて質問するとき、手元に信頼できる元資料がないと、答えの裏付けを取るのに手間がかかります。Googleは2026年10月29日、AIノートツール「Gemini Notebook」(旧NotebookLM)に、数百冊の教科書を無料でソースとして追加できる機能を加えたと発表しました。

本記事では、追加できる教科書の提供元と使い方、日本での利用状況を解説します。

教科書をソースとして無料で追加できるように

米国とインドの3提供元、数百冊が対象

対象となるのは、米国とインドの提供元であるOpenStax、Open Textbook Library、S Chand Publishingの教科書で、Googleは冊数を「数百冊」としています(正確な数は公表されていません)。公式ブログは、学生が授業の教材を手軽に追加できるようにするための機能と位置づけており、料金は無料(at no charge)です。

回答は教科書に基づき、引用とリンクが付く

教科書を追加すると、Gemini Notebookの回答はその教科書に基づいて作られ、本文中に引用と元の箇所へのリンクが付きます。答えのどの部分が教科書のどこから来ているかをその場でたどれるため、AIの回答をうのみにせず、原文で確かめながら読み進められます。

使い方と作れる教材

「ソースを追加」から選び、教材も作れる

使い方は、ノートブックの中で「ソースを追加(Add sources)」を選び、続いて「教科書(Textbooks)」を選ぶと、追加できる教科書の一覧が表示されます。ソース(AIが回答するときに参照する資料)として教科書を選ぶ仕組みで、手持ちのPDFなどを追加するのと同じ場所から使えます。

追加した教科書の内容からは、学習ガイド、練習クイズ、フラッシュカード(暗記カード)なども作れます。教科書を読みながら分からない点を質問し、その内容をそのまま復習用の教材に変える、という流れを1つのノートブックの中で完結できます。

Expert Intelligenceの拡張と日本での利用状況

9月発表の取り組みを教科書に広げた

今回の機能は、Googleが先月(2026年9月)に発表した「Expert Intelligence」の拡張です。Expert Intelligenceは、利用者が信頼する情報源をGoogleのAI製品で使えるようにする取り組みで、Gemini Notebookではこれまでも、Google Play Booksで購入した対象の電子書籍をソースに追加できました。今回はそこに、購入しなくても使える教科書が加わった形です。

日本で使えるかは公式に記載なし

Googleの公式ブログには、提供する国や言語、対象プランの記載がありません。国内ではITmedia AI+が「日本からも利用できた」と報じていますが、教科書の提供元は米国とインドの3社で、日本の出版社の教科書は今回の対象に含まれていません。

まとめ

  • Gemini Notebook(旧NotebookLM)で、数百冊の教科書をソースとして無料で追加できるようになった(2026年10月29日発表)
  • 提供元は米国とインドのOpenStax、Open Textbook Library、S Chand Publishing
  • 回答は教科書に基づいて作られ、本文中に引用と元の箇所へのリンクが付く
  • 教科書の内容から学習ガイド、練習クイズ、フラッシュカードも作れる
  • 「ソースを追加」→「教科書」から使える。提供国・言語・対象プランは公式に記載なし

💡 編集部の見解

7月の改称時に発表されたノートごとのクラウド環境は、有料のAI Ultraなどから順次提供でした。今回の教科書は無料と明記され、対象プランの条件も書かれていません。

  • 7月の改称記事との違い:当メディアは2026年7月18日に改称を報じました。あのときの目玉だったクラウド環境は有料プランから順次提供でしたが、今回は学生向けに無料で開かれています。
  • 日本で使える範囲:公式ブログは提供国を書いておらず、ITmedia AI+は日本から使えたと報じています。ただし教科書は米国とインドの3社のもので、日本の出版社のものは含まれていません。

関連記事:Google、NotebookLMを「Gemini Notebook」に改称

出典:Google

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