CopilotのDeep Researchが使えない?8月18日終了と代替手段

「Deep Research(ディープ リサーチ)を使おうとしたが、画面が見当たらない」「エラーが出て止まってしまう」といった事態に直面していませんか。個人向けCopilotアプリでの提供終了日として公式が示した2026年8月18日は、すでに過ぎています。そのため現在の状況が「提供終了」によるものか「システムの不具合」によるものかを切り分ける必要があります。

⚠️ 提供終了とは様子が違うときは

Deep Researchだけでなく、Copilot全体が重い・他の機能も反応しないという場合は、サービス側で障害が起きている可能性があります。まず稼働状況を確認してください。

▶ Copilotの障害・不具合をリアルタイムで確認|今起きてる?

本記事では、機能の提供終了に関する公式情報と、それ以前から発生しうるトラブルの切り分け方法、そして今後の代替手段を解説します。

Deep Researchとは?機能のおさらい

まずは、今回終了になる機能がどのようなものだったかを確認しておきます。

時間のかかる調査モード

Deep Researchは、質問を投げると数分から数十分かけてWebを調べ、出典つきの長いレポートにまとめてくれる機能です。すぐに答えが返ってくる通常のチャットとは別枠の、時間をかけて調べるモードにあたります。日本語の画面では「ディープ リサーチ」や「詳細な調査」と表示されることもあり、呼び名が揺れている点にも注意してください。

使えていた画面と、Macでの扱い

利用にはCopilotへのサインインが必要で、標準的な利用環境はWebブラウザ版(copilot.com)です。なお公式の日本語ヘルプには、2026年8月14日時点で「ディープ リサーチは現在、macOS 用 Copilot アプリでは利用できません。」と記載されています。MacのCopilotアプリで見当たらないのは、今回の提供終了とは別の理由だということです。

「使えない」原因の切り分け

「機能が使えなくなった」と感じたとき、その原因は大きく分けて2つあります。「公式な提供終了」なのか「一時的な不具合」なのかを、日付を基準に切り分けてください。

2026年8月18日以降の仕様

Microsoftの公式サポートには「Deep Research is being retired in the Copilot app for consumers starting August 18, 2026.」と記載されています。個人向けCopilotアプリのDeep Researchは、2026年8月18日から提供終了になるという意味です。設定ミスや不具合ではなく、製品仕様そのものの変更にあたります。この告知された日付は、2026年8月28日時点ですでに過ぎています(なお公式サポートの英語ページは同日時点でも上記の書き方のままで、「終了しました」という表現には切り替わっていません)。

  • 対象: 公式が「consumers(個人向け)」と明記しているのは個人向けCopilotアプリです。職場・学校のアカウントでの扱いは、今回の告知には含まれていません。
  • できなくなること: 新しい調査を始められなくなります。
  • 残るもの: 保存済みの調査内容は、この変更では削除されません。

8月18日は過ぎていますので、いまDeep Researchが見当たらないのであれば、理由は仕様変更による提供終了だと考えて差し支えありません。

提供終了以外の原因を確認する手順

Deep Researchだけでなく、Copilot自体が動かない・他の機能も反応しないという場合は、一時的な不具合や設定の問題である可能性があります。以下の順に確認してください。

  1. 障害の確認: Copilot側で障害が起きていないかを確認する。
  2. サインインし直す: 一度サインアウトし、もう一度サインインする。
  3. ブラウザ版で試す: アプリではなくcopilot.comを開いて同じ操作をする。
  4. 時間を置く: 混雑している可能性を考え、数分から数十分あけて試す。
  5. 症状を確認する: Deep Researchだけが見当たらないのであれば、不具合ではなく提供終了です。

関連記事:Microsoft Copilotで「問題が発生しました」と出る原因と対処

これらを試しても解決しない場合は、後述の代替手段を検討することになります。

日本語ヘルプの記載状況

混乱しやすい理由がひとつあります。2026年8月14日時点で、日本語の公式ヘルプには提供終了が反映されていません(2026年8月28日に再確認した時点でも、終了に関する記載はありませんでした)。日本語ページには「Microsoft 365 Personal、ファミリ、Premium のサブスクライバーは、Deep Research の使用制限が高くなります」と、現役の機能として使い方が説明されたまま残っています。終了の告知が確認できるのは英語のサポートページです。日本語のヘルプに書かれていないからといって、終了しないわけではありません。

図解:「使えない」は2種類|8月18日の提供終了か、それ以前の不具合か

8月18日の変更点と公式告知

今回の変更はDeep Researchだけではありません。公式が告知している内容を、日付が明示されているものと、そうでないものに分けて整理します。

関連記事:MicrosoftがCopilotアプリを統合|個人向け一部機能を8月18日に終了

Deep Researchの提供終了

新しい調査はできなくなりますが、過去に作ったレポートが消えるわけではありません。公式は「Your existing saved research content will not be deleted as part of this change.(保存済みの調査内容はこの変更で削除されません)」と明記しています。あわせて「Existing Deep Research reports can be opened in Microsoft Word and saved for future use.」とあり、既存のレポートはMicrosoft Wordで開いて保存できます。

ポッドキャストの提供終了

Copilotのポッドキャスト機能も、同じ日が終了日として告知されていました。公式の記載は「Podcasts is being retired from Copilot and will no longer be available after August 18, 2026.」で、2026年8月18日より後は利用できなくなります。注意したいのは、終了後は新しく作れなくなるだけでなく、これまでに作ったポッドキャストを開くこともできなくなる点です(公式の記載は「After retirement, customers will no longer be able to create or access Podcasts in Copilot.」)。公式は、残しておきたいものは8月18日より前にポッドキャストのライブラリからメニューのダウンロードで保存するよう案内していました。この期限はすでに過ぎていますので、まだ自分の画面に残っている場合は早めに保存してください。

グループチャットの移行

グループチャットは廃止され、個別のチャットへ移行します。公式によれば、アカウントの更新は2026年8月18日に始まるとされていました。移行後の画面ではCopilotとの1対1の会話として表示され、グループとして会話を続けることはできなくなります。自分が書いたメッセージやプロンプト、成果物は移行後も残りますが、他の参加者が共有・作成したプロンプトや成果物(画像を含む)にはアクセスできなくなります。公式も、残したいものはアカウントが更新される前にダウンロードするよう案内しています。

MicoとCopilot Labsには終了日がない

すべてが8月18日に一斉終了するわけではありません。日付が示されているのはDeep Research・ポッドキャスト・グループチャットの3つで、以下は日付が明示されていません

  • Mico: 音声の画面からアニメーションのキャラクターが外れます。公式の説明は「8月に始まり、段階的に展開する」で、日付の指定はありません。Micoそのものは学習向けのLearn Liveでチューター役として続きます。
  • Copilot Labs: 段階的に終了します。公式は「タイミングはアカウントによって異なる場合がある」としており、Labsの実験内で作った内容は更新後に引き継がれません。

この2つは「まだ自分の画面にあるから当面続く」とは判断できません。使っている場合は早めに手元へ保存しておいてください。

図解:8月18日に何が変わるのか|公式が告知している内容だけを整理

保存済みレポートの書き出し

保存済みのレポートは削除されないと公式が明記していますが、Copilotの画面の外に出しておくことをおすすめします。レポートをMicrosoft Wordで開いて保存すれば、Copilotの画面構成が変わっても内容を読み返せます。公式も、終了する機能で作った内容(グループチャット・ポッドキャスト・Deep Researchの内容)については扱いが変わる場合があるとしています。業務で使った調査結果がある場合は、いまのうちに書き出しを済ませておくのが確実です。

Deep Researchの代替手段

終了後に同じような調査を続けるには、大きく3つの選択肢があります。

Microsoft 365 Premiumへの移行

公式が代替として案内しているのは、Microsoft 365 Premiumに含まれる「Researcher」です。「Microsoft 365 Premium subscribers can continue creating detailed reports and analyses using Researcher in Copilot.」と記載されており、公式が名前を挙げているのはPremiumの契約者だけです。PersonalやFamilyについては、この案内に記載がありません。料金は2026年8月14日時点で公式の日本語ページに次のように示されています(税の扱いはページに明記がないため、契約前に公式でご確認ください)。

プラン名 料金 Researcherの案内
Microsoft 365 Premium 月額 ¥3,200 / 年額 ¥32,000 公式が代替として案内
Microsoft 365 Personal 月額 ¥2,130 / 年額 ¥21,300 案内に記載なし
Microsoft 365 Family 月額 ¥2,740 / 年額 ¥27,400 案内に記載なし

他社の調査機能の活用

同じ用途の機能は他社にもあります。乗り換え先を選ぶときは、出典が確認できるか、どのプランで使えるかを見てください。

  • Perplexity: 出典を示しながら調査レポートを作る機能があり、無料でも1日あたりの回数制限つきで試せます。
  • ChatGPTのDeep Research: Webを自動で巡回して出典つきのレポートを作ります。
  • GeminiのDeep Research: 調査計画を立ててから複数のソースを横断し、レポートにまとめます。

関連記事:Perplexity Deep Researchとは?リサーチ工数を劇的に削減する3つの手法

提供条件や利用回数は各社とも変わりやすいため、契約前に公式ページで最新の条件を確認してください。

無料版の継続利用

費用をかけない場合は、Copilotの通常のチャットを使いながら、自分で調査を分割する形になります。「調べる」「整理する」「まとめる」をひとつずつ指示に分け、出典を示すよう指定したうえで、返ってきた内容を自分で確認します。手間は増えますが、調べもの自体ができなくなるわけではありません。

まとめ:切り分けと保全と乗り換え

記事の要点は以下のとおりです。

  • 切り分け: Deep Researchだけが見当たらないなら提供終了、Copilot全体が動かないならまず障害とサインインを確認する。
  • 保全: 保存済みレポートは消えないが、Wordに書き出して手元に残す。
  • 乗り換え: 公式の代替はMicrosoft 365 PremiumのResearcher。他社の調査機能も選択肢になる。
  • 日付: 8月18日が明示されているのはDeep Research・ポッドキャスト・グループチャットの3つ。

まずは自分の画面にDeep Researchが残っているかを確認し、保存済みのレポートがあればWordへ書き出しておいてください。そのうえで、有料プランへ移るか、他社の機能を使うかを決めましょう。

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