【2026年最新】翻訳API料金比較一覧|DeepL・Google・Azure・Amazon・OpenAI




翻訳API料金比較一覧

翻訳APIとは?

翻訳APIの概要

翻訳APIとは、テキストを別の言語に自動変換する機能をプログラムから呼び出せるインターフェースです。Webサービスへの多言語対応・大量ドキュメントの一括翻訳・AIエージェントによる自動翻訳ワークフローなど、幅広い用途で使われています。

AIエージェントとの組み合わせでは、
「海外顧客のメールを日本語に翻訳して転送」
「商品説明を10言語に一括翻訳してECサイトに登録」
「多言語チャットボットのリアルタイム翻訳」
などの自動化が実現できます。

専用翻訳APIとLLMベース翻訳の違い

  • 専用翻訳API(DeepL・Google・Azure・Amazon):翻訳に特化したニューラル機械翻訳(NMT)モデルを使用。文字数単位の料金体系で大量翻訳に向いている。品質と速度のバランスが良い。
  • LLMベース翻訳(OpenAI GPT等):汎用LLMに翻訳を依頼する方法。文脈・ニュアンス・専門用語の翻訳品質が最も高いが、トークン課金のためコストが割高になりやすい。

この表の見方

  • 標準料金:最も一般的なNMTモデルの100万文字あたり料金(参考値)
  • 無料枠:月間または初回に無料で使える文字数
  • カスタム翻訳:独自データでモデルを追加学習できるか・その料金

翻訳API料金比較表(2026年4月時点)

※料金は参考値。最新情報は各社公式ページをご確認ください。

サービス 標準翻訳料金 無料枠 カスタム翻訳 主な特徴
DeepL Developer:無料 100万文字(一回限り) 商用利用可・PoC向け
Growth:¥2,750/100万文字(超過分)
月額¥3,025〜(年払い・1,200万文字込み)
年間1,200万文字込み ○ 用語集2,000件 欧州語で最高品質。日本語も高評価
Enterprise:要問い合わせ ○ カスタム 月間上限なし・大規模法人向け
Google NMT:$20/100万文字 月50万文字(Basic v2・Advanced v3共通) ○ $80/100万文字 対応言語数100以上で最多
LLM:$10/100万文字(入出力各) なし 自然な文体・文脈翻訳(Advanced v3のみ)
Microsoft Azure Standard:$10/100万文字 月200万文字(F0プラン) ○ $40/100万文字 専用翻訳APIで最安クラス
Amazon Translate:$15/100万文字 月200万文字×12か月(新規アカウント) ○ $60/100万文字 AWSサービスとの統合が容易
OpenAI gpt-4.1:$2/100万トークン(入力)+$8(出力)
文字換算$10〜15/100万文字相当
なし ○ Fine-tuning対応 文脈・ニュアンス翻訳で最高品質
gpt-4.1-mini:$0.4/100万トークン(入力)+$1.6(出力)
文字換算$2〜3/100万文字相当
なし ○ Fine-tuning対応 軽量・高速・LLM翻訳のコスト最適化

※DeepL Growthプランは月額¥3,025(年払い)に年間1,200万文字が含まれ、超過分が¥2,750/100万文字。
※Google LLMモデル(Translation LLM)は入出力それぞれ$10/100万文字。Adaptive Translation(LLM)は$25/100万文字。
※OpenAI:日英翻訳で$10〜15/100万文字相当が目安だが、文章の性質・プロンプト長により変動する。

料金・要確認サービス

DeepL Enterpriseは月間上限なし・APIキー数カスタム・2年間監査ログなど大規模法人向けのプランで、料金は公式へ直接問い合わせが必要です。月数千万〜数億文字の大量翻訳を行う場合は、EnterpriseのカスタムVolumeプランで大幅な割引が得られる場合があります。

用途別おすすめ翻訳API

コスト最優先・大量テキスト翻訳なら → Azure Translator Standard

専用翻訳APIの中で最安クラスの$10/100万文字で、月200万文字の無料枠(F0プラン)も充実しています。100万文字の翻訳コストはわずか$10。たとえばECサイトの商品説明10万件(平均100文字)を全言語翻訳しても$100未満に収まります。

Azure OpenAI・Logic Apps・Power Automateとの統合が容易なため、既存のAzure環境を持つ企業はインフラコストも最小化できます。カスタム翻訳は$40/100万文字で他社より低価格。ドキュメント翻訳は$15/100万文字(フォーマット保持)。

こんな用途に向いている:社内文書の一括翻訳・ECサイト商品説明の多言語化・ログやレポートの翻訳・Azure環境での翻訳ワークフロー自動化

品質重視・欧州語ビジネス文書なら → DeepL API Growth

欧州言語(英・独・仏・西・伊・蘭等)の翻訳品質は業界最高水準と評価されており、ビジネス文書・技術文書・マーケティング資料の翻訳に強みを持ちます。

料金は月額¥3,025(年払い)に年間1,200万文字が込みで、超過分が¥2,750/100万文字。月100万文字以下なら実質的にFixedコストで運用できます。用語集(2,000件)と翻訳メモリを活用することで、社内の専門用語・商品名・品質基準を統一した翻訳品質を維持できます。

こんな用途に向いている:欧州向けマーケティング資料・ビジネスメールの翻訳・製品マニュアル・契約書(参考訳)・日本語⇔英語の高品質翻訳が必要なコンテンツ

100言語以上の多言語対応なら → Google Cloud Translation NMT

対応言語数100言語以上と最多で、アジア系・アフリカ系など他社では対応が薄い言語もカバーします。料金は$20/100万文字で、月50万文字の無料枠(Basic v2・Advanced v3共通)あり。

Advanced v3では翻訳に使うモデルをNMT($20)とLLM($10/100万文字・入出力各)から選択できるため、用途に応じてコストと品質をコントロールできます。Google Workspace・BigQueryとの連携や、言語自動検出・バッチ翻訳・ドキュメント翻訳(PDFフォーマット保持)も標準機能として提供しています。

こんな用途に向いている:グローバル展開サービスのUI多言語化・マイナー言語を含む多言語コンテンツ管理・Google Workspaceと連携した文書翻訳自動化

文脈・ニュアンスを重視した高品質翻訳なら → OpenAI gpt-4.1

専用翻訳APIではありませんが、文脈理解・ニュアンス保持・専門用語の翻訳品質が最も高いとされ、翻訳用途での採用が増えています。料金は入力$2+出力$8/100万トークンで、日英翻訳では文字換算$10〜15/100万文字相当が目安です。

コストは専用翻訳APIの1.5〜5倍程度ですが、法律文書・マーケティングコピー・医療文書など、訳文の品質に厳しい要件がある場合に真価を発揮します。Fine-tuning(追加学習)も対応しており、特定ドメインの翻訳スタイルをモデルに学習させることができます。

こんな用途に向いている:法律・医療・金融の専門文書翻訳・ブランドトーンを維持したマーケティングコピーの翻訳・ニュアンスや文体にこだわりのある小説・コンテンツ翻訳

大量翻訳をLLMで低コストに処理するなら → OpenAI gpt-4.1-mini

gpt-4.1の軽量版で、入力$0.4+出力$1.6/100万トークン。文字換算$2〜3/100万文字相当と、専用翻訳APIに匹敵するコスト水準でLLM翻訳が利用できます。gpt-4.1に対して品質はやや落ちますが、一般的なWeb・ビジネスコンテンツの翻訳では十分な品質が得られることが多いです。

こんな用途に向いている:大量のSNS投稿・レビュー・メールの翻訳・専用翻訳APIからLLMに切り替えて品質改善を試みたい場合・コストとLLM品質のバランスを取りたい用途

無料から始めるなら → DeepL Developer + Azure F0プラン

  • DeepL API Developer:100万文字を一回限り無料で利用可能(商用利用可)。APIキー取得後すぐに使えるため、PoC・開発テストに最適。
  • Azure Translator F0プラン:月200万文字まで無料(継続利用可)。DeepLの無料枠を使い切った後の継続試験や、低頻度の小規模翻訳に向いています。
  • Amazon Translate:新規AWSアカウントなら月200万文字×12か月間無料。AWS環境で試したい場合はこちらが最も手厚い無料枠です。

よくある質問

DeepLとGoogle翻訳APIはどちらが日本語翻訳に向いていますか?

一般的な日本語翻訳品質はDeepLが高評価を受けることが多いです。特にビジネス文書・技術文書での自然な日本語出力においてDeepLが優位とされています。一方、Google Cloud Translationは対応言語数が多く、日本語以外の多言語対応が必要な場合は選択肢として有力です。

翻訳APIの料金は文字数とトークン数のどちらで課金されますか?

DeepL・Google・Azure・Amazonは文字数(文字単位)で課金されます。OpenAIのGPTモデルはトークン数で課金されます。日本語テキストは1文字が約1〜2トークンに相当するため、日本語翻訳でのOpenAIのコストは実質的に割高になる場合があります。

カスタム翻訳とは何ですか?

カスタム翻訳とは、独自の対訳データ(翻訳メモリ)でモデルをファインチューニングし、業界専門用語・社内用語・ブランドの訳し方を統一する機能です。DeepL(用語集2,000件)・Google・Azure・Amazonのいずれも対応しています。専門性の高い分野(医療・法律・金融・IT)での翻訳品質向上に効果的です。

AIエージェントで翻訳を自動化するにはどのAPIが最適ですか?

用途によります。大量テキストのバッチ翻訳コストを抑えたい場合はAzure Translator($10/100万文字)、AWSとの連携が必要な場合はAmazon Translate、欧州語の品質を重視する場合はDeepLが向いています。文脈重視の高品質翻訳が必要な場合はOpenAI gpt-4.1-miniでコストと品質のバランスを取ることも選択肢です。

まとめ

  • コスト最安クラス:Azure Translator Standard($10/100万文字)・無料枠は月200万文字
  • 品質重視・欧州語対応:DeepL API Growth(年間1,200万文字込み・超過¥2,750/100万文字)
  • 100言語以上の多言語対応:Google Cloud Translation NMT($20/100万文字・月50万文字無料)
  • 文脈・ニュアンス重視の高品質翻訳:OpenAI gpt-4.1(文字換算$10〜15/100万文字・Fine-tuning対応)
  • LLM翻訳のコスト最適化:OpenAI gpt-4.1-mini(文字換算$2〜3/100万文字)
  • AWS連携・大量バッチ翻訳:Amazon Translate($15/100万文字・新規12か月無料)
  • 無料で始める:DeepL Developer(100万文字一回限り)またはAzure F0(月200万文字継続無料)