【2026年最新】Deep Research API料金比較|OpenAI・Gemini



はじめに

Deep Research APIとは?

Deep Research APIとは、AIが自律的にWebを検索・複数のソースを横断して情報を収集し、引用付きのレポートを生成する機能を持つAPIです。通常のLLM APIが「入力したプロンプトに対して1回だけ回答を生成する」のに対し、Deep Research APIは「調査→検索→統合→執筆」を複数ステップで自律的に実行します。

市場調査・競合分析・技術調査・投資リサーチなど、従来は数時間かかっていた調査業務を数分で自動化できます。料金はモデルのトークン消費量に加え、検索ツールの使用料が発生する構造が特徴です。

通常のLLM APIとの違い

  • 処理ステップ数:通常APIは1回の入出力。Deep Researchは複数回の検索・推論ループを実行するため、トークン消費が大きい
  • 検索ツール料金:Web検索を内部で複数回実行するため、ツール使用料が別途発生する
  • 処理時間:通常APIは数秒。Deep Researchは数分〜数十分かかる非同期処理が前提
  • 出力形式:引用付きの構造化レポートを出力。単なるテキスト回答とは異なる

この表の見方

  • 入力料金:モデルへの入力トークン1Mあたりの料金(USD)。Deep Researchでは中間推論トークンも含む
  • 出力料金:生成されたテキストトークン1Mあたりの料金(USD)
  • 検索ツール料金:Web検索1回あたり、または1,000回あたりの追加料金
  • 無料枠:月次または日次の無料利用量

Deep Research API料金比較表(2026年5月時点)

※料金はUSD。2026年5月時点の情報です。最新情報は各社公式ページをご確認ください。

モデル名 提供元 入力料金(/1M tok) キャッシュ(/1M tok) 出力料金(/1M tok) Web検索料金 無料枠
o3-deep-research OpenAI $10.00 $2.50 $40.00 $10.00 / 1,000回 なし
o4-mini-deep-research $2.00 $0.50 $8.00 $10.00 / 1,000回 なし
deep-research-preview-04-2026 Google 基盤モデル料金に準拠(例:Gemini 2.5 Pro使用時 $1.25/$10.00) $35.00 / 1,000プロンプト
(1,500回/日まで無料)
1,500回/日
deep-research-max-preview-04-2026 基盤モデル料金に準拠(上位版・より多くのソースを処理) $35.00 / 1,000プロンプト
(1,500回/日まで無料)
1,500回/日

※OpenAIのo3-deep-research・o4-mini-deep-researchはトークン料金に加えWeb検索料金が発生。1回の調査で複数回検索が実行される。

※Googleのモデルはプレビュー版。使用する基盤Geminiモデル(Gemini 2.5 Pro等)のトークン料金が適用される。基盤モデルは選択可能。

※Googleの検索グラウンディングは、Gemini 2.5系モデルで1日1,500回まで無料。超過分は$35/1,000プロンプト。

料金・要確認(Google)

  • Gemini Deep Research(プレビュー):2026年5月時点でプレビュー版のため、正式料金は未発表。基盤モデルの標準料金が適用されるが、エージェントループ中の中間推論トークンも全て課金対象となる点に注意。GA(正式リリース)時に料金体系が変更される可能性がある
  • Gemini Enterprise Agent Platform:法人向けのエンタープライズプランで提供される場合、料金体系が異なる。詳細は要問い合わせ

用途別おすすめ

コスト重視・調査量が多い場合 → o4-mini-deep-research

o4-mini-deep-research(入力$2.00/出力$8.00/1M tok)は、Deep Researchモデルの中で最もコストパフォーマンスが高い選択肢です。1回の調査で消費するトークン量(目安:入力50K〜200K tok・出力5K〜20K tok)を考慮すると、1調査あたり$0.20〜$2程度に収まることが多く、大量の市場調査・競合モニタリングに適しています。

定期的に複数テーマを調査する運用や、調査品質よりコストを優先したい場合に最適です。

精度重視・重要な意思決定に使う場合 → o3-deep-research

o3-deep-research(入力$10.00/出力$40.00/1M tok)は、OpenAIの推論モデルo3ベースのDeep Researchモデルです。複雑な問いに対する多段階推論と深い情報統合が強みで、投資判断・法的調査・技術デューデリジェンスなど精度が求められる用途に向いています。

コストはo4-miniの5倍ですが、調査の深さ・正確性は明確に上回ります。

Googleエコシステムで使いたい場合 → Gemini Deep Research

Gemini Deep Researchは、Google AI Studioを通じて現在プレビュー提供中です。基盤モデルにGemini 2.5 Pro($1.25/$10.00/1M tok)を選択した場合、OpenAIと比較してモデルトークン料金は安く抑えられますが、検索グラウンディング料金($35/1,000プロンプト)が上乗せされます。

BigQuery・Google Cloud・Workspace連携を前提とした業務システムへの組み込みや、Googleエコシステムで統一したい場合に適しています。GA(正式版)リリース後に料金・機能が確定する見込みです。

よくある質問

Deep Research APIと通常のChat Completions APIで何が違うのか?

通常のAPIは「1プロンプト→1レスポンス」の1ターン処理です。Deep Research APIは「プロンプト受信→調査計画→Web検索(複数回)→情報統合→レポート生成」という複数ステップを自律的に実行します。そのため、トークン消費量は通常APIの10〜100倍になることがあります。

1回の調査でどのくらい料金がかかるか?

調査の複雑さによって大きく異なります。o4-mini-deep-researchで簡単な市場調査(調査時間2〜3分)を行った場合の目安は$0.20〜$0.50程度。o3-deep-researchで詳細な競合分析(調査時間10〜20分)を行う場合は$2〜$10程度になることがあります。Web検索回数が増えるほどコストが上がります。

Google Gemini Deep Researchはいつ正式リリース(GA)になるか?

2026年5月時点でプレビュー版です。正式リリース時期はGoogleから発表されていません。プレビュー期間中は料金・仕様が変更される可能性があります。当ページは確定次第更新します。

まとめ

Deep Research APIは、AIが自律的に調査・執筆を行うことで、従来は数時間かかっていたリサーチ業務を数分に短縮できます。2026年5月時点ではOpenAIが唯一、固定料金で安定提供しており、即時導入できます。

コスト重視ならo4-mini-deep-research($2.00/$8.00/1M tok)、精度重視ならo3-deep-research($10.00/$40.00/1M tok)が基本の選択肢です。GoogleのGemini Deep Researchはプレビュー段階のため、GA後に改めて比較することをお勧めします。

料金は2026年5月時点の情報です。最新情報はOpenAI公式料金ページGoogle AI料金ページをご確認ください。