Codexでsolが使えない原因|not supportedはプラン不足とは限らない

有料プランを契約しているのに、CodexでGPT-5.6 Solを指定すると英語のエラーで弾かれる。このとき多くの人が「プランを上げる必要があるのか」と考えます。しかしこの表示は、契約内容の不備を意味するとは限りません。本記事では、この表示が出る背景と、自分で原因を切り分ける4つの手順を解説します。

⚠️ まずOpenAI側の障害を確認

OpenAI側で障害が起きているときも、モデルの指定が通らないことがあります。下の切り分けに進む前に、まず稼働状況を確認してください。

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Codexの「sol is not supported」とは

表示される英文3種

Codexの利用中に遭遇するエラーメッセージは、主に以下の3つの形式で出力されます。

The 'gpt-5.6-sol' model is not supported when using Codex with a ChatGPT account.
{"detail":"The 'gpt-5.6-sol' model is not supported when using Codex with a ChatGPT account."}
{"type":"error","status":400,"error":{"type":"invalid_request_error","message":"The 'gpt-5.6-sol' model is not supported when using Codex with a ChatGPT account."}}

(日本語訳:ChatGPTアカウントでCodexを使用している際、『gpt-5.6-sol』モデルはサポートされていません。)

Solの役割とモデル特性

GPT-5.6シリーズは、作業内容に応じて使い分けるモデル群です。公式ドキュメントは「Sol」を、曖昧で難しい作業や、分析・判断・仕上げの質が要る作業に選ぶモデルと説明しています。つまりSolは3つのうち最も重い作業向けで、指定できないと困る場面が多いモデルです。

類似エラーとの見分け方

同様の表示でも、原因が異なるケースがあります。混雑時には別のエラーが出るため注意が必要です。

関連記事:Codexで「Selected model is at capacity」と出る原因と対処

また、モデルIDの指定ミスやクライアント環境が古く、該当モデルを認識できない場合は別のエラーコードが返されます。

関連記事:GPT-5.6が「Model not found」(404)になる原因と対処

公式料金ページと表示の食い違い

Plus以上のSol利用権

Codexの公式料金ページを確認すると、Plusプラン以上のカードには以下の記述があります(2026年8月22日時点)。

The GPT-5.6 model family, including Sol, Terra, and Luna

(訳:Sol・Terra・Lunaを含むGPT-5.6モデルファミリー)

これはPlusプラン以上であれば、Solが利用範囲に含まれることを示しています。そのため「プラン不足」と断定するのは早計です。

プラン別利用上限の目安

プランごとに設定されている利用目安(5時間あたりのメッセージ数)を以下の表にまとめました。

プラン GPT-5.6 Solの目安
Plus 10〜100
Pro 5x 50〜500
Pro 20x 200〜2,000
Business 10〜100

※Free・Goはこの表に記載がありません。

Free・Goの記載なし

公式の料金ページには、FreeプランやGoプランについてのモデル内訳が明記されていません。記載がないことは「使えない」ことを直ちに意味するわけではないため、混同しないようにしてください。

モデル利用はプランだけで決まらない

サインイン環境による判定

モデルの利用権限は、契約プランだけでなく「どの製品インターフェースで、どの方法でサインインしたか」によって決定されます。OpenAIの公式ドキュメントには、以下のとおり記載されています。

The models available to someone depend on the product surface and how they signed in. A model setting in your ChatGPT workspace doesn't automatically apply to Codex in the ChatGPT desktop app, Codex CLI, the IDE extension, Codex cloud, or the OpenAI API.

(訳:使えるモデルは、どの画面で使っているかと、どうサインインしたかで決まる。ChatGPTのワークスペース側のモデル設定は、デスクトップアプリのCodex・Codex CLI・IDE拡張・Codexクラウド・OpenAI APIには自動では適用されない)

ChatGPTとCodexの別枠

ChatGPTのブラウザ画面でSolが選べる状態であっても、デスクトップアプリやCLI(コマンドラインインターフェース)上のCodexでは、セッションや認証の境界が異なります。

関連記事:GPT-5.6が使えない・選べない原因と対処法

初期設定と権限の関係

システム上のモデル選択肢は、あくまで「デフォルトの候補」であり、権限そのものとは区別されます。選べるように見えても、実行時に認証情報を再確認した結果、エラーになることがあります。

図解:モデルが使えるかどうかは「プラン」だけで決まらない

報告されている3つの原因

原因A:契約情報の反映遅延

サブスクリプションを購入・更新した直後に、契約情報がシステム側へ反映されるまで時間差が生じる型です。報告のなかで最も多く見られます。

GitHubのIssue #34027では、報告者自身が2026年7月27日に「自分のサブスクリプションが自動更新されていなかっただけだった」と書き込んで解決しています。またOpenAI公式フォーラムの投稿(2026年8月17日)では、契約の更新直後にこのエラーが出て、codex loginのやり直しやログアウトからの再ログインでも直らなかったものの、翌8月18日に投稿者本人が「今は動いた。キャッシュの問題だったかもしれない」と報告しています。

原因B:利用画面の相違

同じアカウントでも、使っている画面が変われば扱いが変わる型です。前掲の公式ドキュメントのとおり設定は引き継がれないため、ブラウザのChatGPTでSolが選べることは、Codex側でも選べることの裏づけにはなりません。

これを示す報告があります。GitHubのIssue #31905には2026年8月13日、トライアルを解約してProを購入した利用者から「ChatGPTのWeb版ではSolが使えるのに、CodexでSolを指定するとこのエラーが出る」という書き込みがあります。同じアカウント・同じ時点でも、どの画面から使うかで結果が変わることを示す例です。

原因C:クライアントの非対応

手元のCLIやIDE拡張が、そのモデルIDに対応していない型です。公式ドキュメントも、モデルが選べないときの確認事項として「選んだローカルのクライアントやCodexクラウドが、そのモデルに対応しているか」を挙げています。

Issue #31905では、Codex CLI 0.144.0および0.144.1で、gpt-5.6-lunaやGPT-5.5は動くのにgpt-5.6-solだけが弾かれるという報告が複数寄せられています。同じアカウントで他のモデルが動くなら、契約そのものではなくモデルの紐付け側を疑う材料になります。

図解:報告されている3つの原因

原因を切り分ける4手順

手順1:サインイン確認

まず、自分がChatGPTのブラウザ版を使っているのか、デスクトップアプリやCLIを経由しているのかをはっきりさせます。前述のとおり画面ごとに扱いが違うため、ここを取り違えると以降の切り分けが噛み合いません。

なお、再ログインは試す価値があります。GitHubのIssue #31905には、2026年7月15日に「サインインし直したら直った」「サインインし直して少し待ったら直った」という報告が2件あります。

ただし、それだけで直るとは限りません。前述のフォーラム投稿では、codex loginのやり直しもログアウトからの再ログインも効かず、翌日に自然復旧しています。試して直らなくても、手順を間違えているわけではありません。

手順2:別モデルの指定

Terraなど、他のモデルで同様のエラーが出るかを確認してください。特定のモデルIDだけが弾かれる場合は、サーバー側のモデル紐付けトラブルである可能性が高まります。

手順3:最新版への更新

CLIやIDE(統合開発環境)の拡張機能を使用している場合、最新バージョンにアップデートしてください。旧バージョンではサポートされていないモデルIDを呼び出している可能性があります。

手順4:契約状態の確認

契約が期限切れになっていないか、自動更新に失敗していないかを確認します。支払いが止まっていた実例が報告されているため、まずここを見てください。

契約に問題がなければ、時間を置いてから試し直します。前述の報告では、更新直後に出たエラーが翌日には解消していました。何時間で戻るかを示した公式の案内はないため、当日中に直らなくても異常とは限らない、と考えておくのが安全です。

図解:自分がどれに当たるかを切り分ける4手順

直らないときの代替手段

Terraへの切り替え

Solが指定できない間は、Terraへ切り替えて作業を止めない方法があります。公式ドキュメントはTerraを「日常的な作業向けの万能型で、Solほどの深さが要らないときに選ぶモデル」と位置づけています。裏を返せば、Solでなければ通らない重い作業の完全な代わりにはならないため、仕上げの質が要る工程は復旧後にSolでやり直す前提で使い分けてください。

APIキー認証の注意点

ChatGPTのユーザーアカウント認証ではなく、個別のAPIキーを使用した認証方式へ切り替えることでエラーを回避できる場合があります。ただし、利用料金の発生形式が変わるため注意してください。

未解決報告の現状

上位プランでも起きています。OpenAI公式フォーラムの投稿(2026年7月22日・閲覧8,754件)では、最上位のPro 20xプランで発生し、OpenAI側の担当者が「自分のPro 20xでは再現できなかった」と回答したまま、原因の特定に至っていません。

GitHubのIssue #36743は、ChatGPTデスクトップアプリのCodexでProプランなのにモデル選択欄にGPT-5.6 Solが出てこないという報告で、2026年8月3日に起票され、本記事の確認時点(2026年8月22日)でも未解決のまま残っています。OpenAIからこのエラー専用の説明は出ていないため、手元で直せない期間があり得ることは前提にしておいてください。

Issueが「クローズ済み」でも解決とは限りません。Issue #31905は2026年7月9日の起票当日に報告者本人が「直った」と書いて閉じられましたが、その後も報告が続き、直近では2026年8月18日にも「Pro 5xを購入した直後、3回送信したところでこの表示が出た」という書き込みがあります。

まとめ

今回の内容を整理します。

  • 「not supported」というエラーは、単なるプラン不足を意味するとは限りません。
  • OpenAIはモデルの提供範囲を、プランではなく使用するサーフェスごとに管理しています。
  • 報告が最も多いのは、契約情報の反映待ちによるものです。
  • まずは別のモデルで作業を継続し、CLIやアプリケーションを最新版に更新してください。
  • 契約状態を確認し、直らなければ日をまたいでから試し直してください。

次にこの表示が出たら、あわてて上位プランへ変更せず、まず別のモデルで作業を続けながら契約状態とクライアントの版を確認してください。それで直らなければ、日をまたいでから試し直すのが現実的です。

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