Claude Code「No skills found」の原因|スキルが出ない時の直し方

Claude Codeで自作スキル(SKILL.md)を置いたのに、/skills を開くと「No skills found」と出て一覧が空のままになることがあります。スキルが壊れたように見えますが、多くはファイルの置き方か、読み込まれるタイミングの問題です。
本記事では、公式ドキュメントと変更履歴、GitHubに寄せられた報告をもとに、原因を「置き場所と形」「読み込みのタイミング」「シンボリックリンク」「一覧の表示の不具合」の4つに分けて、見分け方と直し方を解説します。
Claude Codeの「No skills found」とは
/skillsにスキルが1つも出ていない表示
/skills はスキルの一覧を開くコマンドです。Claude Codeが自作のスキルを1つも見つけられないと、一覧の代わりに次のように表示されます(2.1.281で確認)。
Skills
No skills found
Create skills in .claude/skills/ or ~/.claude/skills/
3行目は「スキルは .claude/skills/ か ~/.claude/skills/ に作ってください」という案内です。古い版では、この間に機能の説明文がもう1行入ります。
スキルが動いているのに出ることもある
スキルを呼べば動くのに、/skills の一覧だけが空になるケースもあります。GitHubの報告 #14577(2025年12月19日起票)では、デバッグログに次の行が出ているのに一覧は「No skills found」でした。
Loaded 7 unique skills (managed: 0, user: 4, project: 3, legacy commands: 0)
この報告は2026年10月9日時点で未解決(open)です。置き方に問題がなくても出る場合があるので、見分け方を最後の章で説明します。
原因1:置き場所とフォルダの形が違う
スキルを置く場所は3つ
公式ドキュメント「Extend Claude with skills」によると、自分で作るスキルの置き場所は主に次の3つです(このほかにプラグインと組織配布があります)。
| 置き場所 | パス | 読み込まれる範囲 |
|---|---|---|
| 個人用 | ~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md |
このPCのすべてのプロジェクト |
| プロジェクト用 | .claude/skills/スキル名/SKILL.md |
そのリポジトリで開いたセッション |
| 入れ子 | サブフォルダ/.claude/skills/スキル名/SKILL.md |
そのサブフォルダかその下で起動したセッション |
どの場所でも、最後が「スキル名のフォルダ/SKILL.md」になっている点が共通しています。
1枚のmdファイルではなくフォルダで置く
いちばん多い原因は、ファイルの形です。スキルは、スキル1つにつきフォルダを1つ作り、その中に SKILL.md を置く形でないと見つかりません。.claude/skills/deploy.md のように1枚のファイルで置いても、スキルとしては読み込まれません。
すでに1枚のファイルで置いている場合は、次のようにフォルダへ移します(my-skill の部分を自分のスキル名に置き換えてください)。
mkdir -p .claude/skills/my-skill
mv .claude/skills/my-skill.md .claude/skills/my-skill/SKILL.md
#14577 にも、この形に作り直したら認識されたという書き込みがあります(2026年2月4日)。また、skills/グループ名/スキル名/SKILL.md のように、整理用のフォルダを1段挟むと見つかりません。Anthropicの開発者はGitHubの要望 #10238 に対し、最上位は「スキル1つにつきフォルダ1つ」が必要で、グループ分けしたい場合はプラグインの設定かシンボリックリンクを使うよう回答しています。
関連記事:【実践ガイド】Claude Code Skills実装の完全版|自動化を加速させるスキル作成と3つの管理術
使えないフォルダ名がある
フォルダ名によっては、正しく置いても読み込まれません。公式ドキュメントが挙げているのは次の2つです。
- synced:大文字・小文字を問わず使えない(claude.aiから同期したスキルの置き場所に使われている)
- anthropic-skills:この名前、または「anthropic-skills:」で始まる名前は読み込まれない
作ったはずのスキルのフォルダ自体が消えている場合は、~/.claude/skills/.trash/ を確認してください。2.1.280より前の版では、~/.claude/skills/ に manifest.json というファイルがあると、そこに名前が書かれたスキルがこのゴミ箱へ移されていました。ゴミ箱の中身は既定で30日後に削除されます。
原因2:読み込みのタイミングと起動の仕方
起動後に作ったskillsフォルダは読み直しが必要
Claude Codeは、起動中もスキルのフォルダを見張っています。既にある skills フォルダの中でスキルを追加・編集した場合は、再起動しなくてもその場で反映されます。
例外は、起動した時点で存在しなかった skills フォルダそのものを後から作った場合です。
If you create a top-level skills directory that didn't exist when the session started, run `/reload-skills` to pick up the skills you put there.(訳:セッション開始時になかったskillsフォルダを新しく作った場合は、/reload-skillsを実行するとそこに置いたスキルが読み込まれます)
公式のコマンド一覧によると、/reload-skills は再起動せずにスキルのフォルダを読み直し、使えるスキルの数と増減を表示します。なお、2.1.216(2026年7月20日公開)より前の版には、セッション中に追加したスキルが再起動するまで / メニューに出ない不具合がありました。
起動した場所より下のフォルダは後から読み込まれる
1つのリポジトリの中に複数のプロジェクトがある構成では、サブフォルダの中に .claude/skills/ を置くことがあります。この入れ子のスキルは、起動した時点では読み込まれません。
Skills in a `.claude/skills/` directory below where you started don't load at startup.(訳:起動した場所より下にある .claude/skills/ のスキルは、起動時には読み込まれません)
入れ子のスキルは、Claudeがそのサブフォルダのファイルを初めて読むか編集した時点で読み込まれ、それまでは / メニューにも出ません。先に読み込みたい場合は、/add-dir でそのサブフォルダを追加します(2.1.257以降)。入れ子のスキルが読み込まれない不具合(GitHub #40640)は、2.1.178(2026年6月15日公開)で修正されています。
セーフモードでは自作スキルが無効になる
公式のCLIリファレンスによると、claude --safe-mode は設定の不具合を切り分けるための起動方法です。CLAUDE.md・スキル・プラグイン・フックなどを読み込まずに起動します。
セーフモードで /skills を開くと、「No skills found」の下の案内が「Custom skills are disabled in safe mode」(自作スキルはセーフモードでは無効)で始まる文に変わります。この表示が出たら、--safe-mode を付けずに起動し直してください。

原因3:シンボリックリンクで置いている
公式ドキュメントでは使えると書かれている
シンボリックリンクは、別の場所にあるフォルダを指す「ショートカット」のようなものです。複数のプロジェクトで同じスキルを使い回すときによく使われます。公式ドキュメントは、スキルのフォルダをシンボリックリンクにしてよいと明記しています。
a `<skill-name>` entry in the enterprise, personal, or project location can be a symlink to a directory elsewhere on disk.(訳:組織用・個人用・プロジェクト用の場所にあるスキル名のフォルダは、ディスク上の別の場所にあるフォルダへのシンボリックリンクにできます)
古い版では読み飛ばす報告が残っている
一方で、シンボリックリンクで置いたスキルが /skills に出ないというGitHubの報告 #14836(2025年12月20日起票)は、2026年10月9日時点で未解決(open)のままです。2026年9月15日にも、2.1.212(7月公開の版)で再現したという書き込みがありました。リンクをフォルダとして扱わずに読み飛ばしている、という分析です。
どの版で直ったのかは、変更履歴に記載がありません。シンボリックリンクで置いていて出ない場合は、まず最新版へ更新してください。それでも出なければ、リンクを実体のコピー(cp -r)に置き換えます。2026年4月21日の書き込みでは、この置き換えで直ったと報告されています。
確認と直し方の順番
手順1:バージョンを確かめて更新する
スキルの読み込みに関する不具合は、版ごとに直っています。Claude Codeの変更履歴によると、2026年10月8日公開の2.1.295が最新です。まず今の版を確かめ、古ければ更新します。
claude --version
claude update
手順2:フォルダの形を見直す
スキルごとに「スキル名のフォルダ/SKILL.md」になっているかを確かめます。形が合っているのに出ない場合は、SKILL.md の先頭にある設定欄(frontmatter)が読み取れているかを検査します(2.1.233以降)。
claude plugin validate .claude/skills
claude plugin validate ~/.claude/skills
手順3:/reload-skillsか新しいセッションで読み直す
形を直したら、そのセッションで /reload-skills を実行し、表示されるスキルの数が増えたかを見ます。変わらない場合は、いったん終了して新しいセッションで /skills を開き直してください。#14577 には、2.1.37で新しいセッションを始めたら見つかったという書き込みもあります。
手順4:Claudeに一覧を聞いて表示の不具合を見分ける
それでも一覧が空なら、Claudeに直接聞きます。公式ドキュメントのトラブルシューティングは、「What skills are available?」と聞いてスキルが出てくるかを確かめる方法を案内しています。
ここで自作スキルの名前が出てくれば、読み込み自体はできています。/skills の表示だけの不具合なので、スキルはそのまま使えます。名前が出ない場合は、claude --debug で起動して読み込みのログを確認してください。

まとめ
「No skills found」の原因と直し方の要点は、次の3つです。
- スキルは「skills/スキル名/SKILL.md」のフォルダ単位で置く
- 起動後に skills フォルダそのものを作った場合は /reload-skills で読み直す
- シンボリックリンクで出ない、一覧だけが空になる場合は、最新版へ更新してから見分ける
まずはスキルのフォルダの形を確かめ、次に /reload-skills、それでも出なければ claude update で更新してください。




