Codexで「stream disconnected」が出る原因と対処

ChatGPTデスクトップアプリのCodex、Codex CLI、VS Code拡張でCodexを使っていると、「Reconnecting...」の数字が5/5まで進んだあと、次のようなエラーで作業が止まることがあります。

Reconnecting... 5/5
stream disconnected before completion: websocket closed by server before response.completed

これは「応答を受け取っている途中で通信が切れ、自動の再接続でも戻らなかった」という意味です。原因はOpenAI側のこともあれば、自分の回線やPCのこともあり、コロン(:)のあとに続く英文が見分ける手がかりになります。

この記事では、続きの英文から原因を絞り込み、対処と次の一手を整理します。

⚠️ まずはCodex側の障害かどうかを確認

OpenAI側の障害なら自分の環境を直しても止まります。先に稼働状況を見ると「待つ」か「直す」かがすぐ決まります。

▶ Codexで障害は今起きてる?リアルタイム稼働状況と確認方法

Codexの「stream disconnected」とは

表示される場所と文面

デスクトップアプリとVS Code拡張では会話の画面に「Reconnecting... 1/5」から「5/5」まで再接続の回数が表示され、戻らなければ「stream disconnected before completion:」で始まるエラーが出ます。CLIではターミナルに同じ文が出ます。

2026年5月26日にGitHubへ寄せられた報告では、自宅の回線でVPNも使っていない状態で、このエラーで止まっています。手元の回線に問題がなくても出ることがあります。

意味は「応答の途中で通信が切れた」

Codexの応答は一度に届くのではなく、少しずつ受け取りながら画面に表示されています。このエラーは、その受け取りが終わる前に通信が切れたことを示します。

  • 受け取り方:書いている途中の応答を細かく分けて受け取り、順に表示する
  • 切れたとき:Codexが自動で再接続を試し、画面に回数が出る
  • 止まるとき:決められた回数で戻らないと「stream disconnected」で止まる

表示が出た時点で、自動の立て直しはもう終わっています。

似たエラーとの違い

作業が突然止まる点は同じでも、表示ごとに意味が違います。

表示 意味
stream disconnected 応答の途中、または送信の途中で通信が切れた
Selected model is at capacity サーバーが混雑していて依頼を受け付けない
429 Too Many Requests 送信回数の上限に当たった
401 Unauthorized ログイン情報(認証)が通らない

関連記事:Codexで「Selected model is at capacity」と出る原因と対処

続きの英文で原因の方向を見分ける

「stream disconnected before completion:」のあとに続く英文は、GitHubの報告で主に4種類あり、どれかで疑う場所が変わります。

「websocket closed by server」と出る場合

stream disconnected before completion: websocket closed by server before response.completed

「応答が終わる前に、サーバー側が接続を閉じた」という意味です。2026年4月22日のmacOSアプリの報告をはじめ、2026年に多く寄せられている形です。

切ったのはサーバー側なので、稼働状況の確認と新しい会話での頼み直しを先に試します。

「error sending request」と出る場合

stream disconnected before completion: error sending request for url (https://chatgpt.com/backend-api/codex/responses)

「依頼の送信そのものに失敗した」という意味で、OpenAIのサーバーまで依頼が届いていません。2026年5月16日の報告では、ごく短い一言を送っただけでも再接続を5回繰り返してこの表示になり、新しい会話やVPNの切り替えでも直らなかったとされています。

PCのネットワーク、スリープ明け、会社のプロキシなど、自分側の通信経路を先に疑う形です。

Windowsで「os error 10053/10054」と出る場合

stream disconnected before completion: IO error: An established connection was aborted by the software in your host machine. (os error 10053)
stream disconnected before completion: IO error: An existing connection was forcibly closed by the remote host. (os error 10054)

末尾の10053と10054はWindowsの通信エラーの番号で、一般には10053が「自分のPC側で接続が中断された」、10054が「相手側から接続が切られた」ことを表します。2026年10月25日のWindowsデスクトップアプリの報告では、この2つが交互に出て、古い会話でも新しい会話でも再接続が5/5まで進んで止まっています。

Codexで何が接続を切っているのかは特定されていないので、番号は目安にとどめましょう。

「An error occurred while processing」と出る場合

stream disconnected before completion: An error occurred while processing your request. You can retry your request, or contact us through our help center at help.openai.com if the error persists.

「依頼の処理中にエラーが起きた」という意味です。2026年10月10日から出始めたというWindowsデスクトップアプリとVS Code拡張の報告にはコメントが17件付き、11月3日時点でも未解決です。

2026年7月には、作業フォルダがOneDrive上にあり、OneDriveの不調中に同じ文で切れ続けたという報告もあります(因果は報告者も断定していません)。

公式と開発者が示している手がかり

再試行の回数は既定で5回

公式の設定リファレンスには、応答の受け取りが途切れたときの再試行回数として、次の既定値が書かれています。

Retry count for SSE streaming interruptions (default: 5).(訳)応答の受け取りが途切れたときの再試行回数(既定値:5)

画面の「5/5」と数は一致しますが、両者が同じものだと公式が説明しているわけではありません。応答が来ないまま待つ時間の既定値は300,000ミリ秒(5分)です。

開発者は「新しい会話で起きるか」を確認

2025年9月21日、OpenAIの開発者は報告への返信で、「1つの長い会話を使い回していないか」「新しい会話を作っても起きるか」を利用者に尋ねています。

ただし、2026年4月のVS Code拡張の報告のように、まっさらな会話でも再発した例があります。直れば会話側、直らなければ通信経路かサーバー側、と切り分けに使いましょう。

原因の公式説明はまだない

2025年10月16日には、同じ開発者が報告で「原因を調べている。この報告を親として経過を追う」と書き、この報告は同年11月18日に閉じられました。ただし2026年10月も、10月24日や10月26日(WindowsのデスクトップアプリとCLI 0.164.0)など、新しい報告が続いています。

11月3日時点で、公式ドキュメントにも公式ステータスにも原因の説明は見当たりません。

今すぐできる対処

手順1:稼働状況を確認する

まずCodex稼働状況ページで、Codexの項目に不調が出ていないかを見ます。障害中なら環境を触らず復旧を待ちます。

手順2:新しい会話で小さく頼み直す

公式のトラブルシューティングは、会話が止まったときの手順として次のように書いています。

Start a new chat with a smaller, more focused prompt.(訳)頼む範囲を小さく絞って、新しい会話を始めてください。

CLIなら「/new」で新しい会話を始められ、元の会話には「/resume」か「codex resume」で戻れます。

手順3:回線・スリープ復帰・VPNを見直す

「error sending request」やWindowsの10053/10054が出た場合は、自分側の通信経路を順に確かめます。2025年9月の報告のように、スリープから復帰した直後に送信が失敗し続けた例もあります。

Wi-Fiと有線の切り替え、アプリの再起動、VPNや会社のプロキシを外して試す、の順です。VPNの切り替えで直らなかった報告もあるので、変わらなければ次へ進みます。

手順4:アプリとCLIの版を確かめる

自分の版を確かめて最新に更新します。公式が案内している確認方法は次のとおりです。

codex --version
/Applications/Codex.app/Contents/Resources/codex --version

1行目はCodex CLI、2行目はMacのデスクトップアプリに同梱されたCodexの版です。両者は版が別々です。

図解:今すぐできる対処

直らない時の代替手段

別の入口に切り替える

デスクトップアプリで止まるならCLIかVS Code拡張、というように入口を変えると、作業を続けられることがあります。

ただし10月10日からのWindowsの報告では、VS Code拡張に移った後もやがて切断が出ています。入口を変えても出るなら、通信経路かサーバー側を疑います。

/feedbackでログを送る

公式は、入力欄で「/」を打ってフィードバックを送る方法を案内しています。今の会話も一緒に送れ、送信後に表示されるセッションIDは報告に添えられます。

Macのアプリのログは「~/Library/Logs/com.openai.codex/」、会話の記録は「~/.codex/sessions」にあります。共有前に機密情報が入っていないか確認してください(公式の注意)。

GitHubで同じ報告を探す

Codexの公式GitHubで、出た英文の続きの部分(たとえば「os error 10053」)で検索すると、同じ症状の報告が見つかることがあります。

設定で再試行回数を増やそうとしない

設定ファイル(config.toml)には再試行回数の項目がありますが、これは自分で追加した接続先ごとに書く項目です。公式の上級設定のページは、組み込みの接続先について次のように書いています。

don't create [model_providers.openai], because you can't override built-in provider IDs.(訳)組み込みの接続先は上書きできないので、[model_providers.openai] を作らないでください。

ChatGPTでサインインして使う通常の使い方では、再試行の回数を自分で増やすことはできません。

図解:直らない時の代替手段

まとめ

「stream disconnected」は、応答を受け取っている途中で通信が切れ、自動の再接続でも戻らなかったことを示すエラーです。原因の公式説明はまだありません。

  • 「websocket closed by server」はサーバー側、「error sending request」は自分側の通信経路をまず疑う
  • Windowsの10053/10054は「PC側か相手側か」の目安にとどめる
  • 対処は稼働状況の確認→新しい会話で小さく頼み直す→回線とアプリの版の順
  • 直らなければ入口を変えて作業を続け、/feedbackとGitHubで報告する

次に止まったら、まずエラー文のコロンのあとの英文を確かめてから、手順1の稼働状況の確認に進んでください。

メルマガ登録CTA B2(MCPカオスマップ無料プレゼント)