PLAUD NOTEは相手にバレる?赤いランプと通話録音の見え方

会議や電話でPLAUD NOTEを使って録音したら、相手に分かるのでしょうか。PLAUDの公式ヘルプには、相手の電話や会議ツールの画面へ録音を知らせる仕組みは案内されていません。その一方で、本体の赤いランプは録音中ずっと点灯し、オフにはできません。本記事では、対面・電話・Web会議の場面ごと、機種ごとに相手から何が見えるのかを、PLAUDの公式ヘルプをもとに整理します(2026年11月4日時点で確認)。

結論:PLAUDは相手に通知しないが、赤いランプは消せない

相手の画面や電話へ知らせる仕組みは公式に案内されていない

Plaud Noteは、机に置いて対面の会話を録るか、スマートフォンの背面に付けて通話を録るレコーダーです。公式ヘルプが説明しているのは本体のマイクやセンサーで音を拾う仕組みで、通話相手の電話やZoom・Teamsの参加者に「録音中」と知らせる機能の記述はありません。

ただし、公式が「相手には分からない」と書いているわけでもありません。書かれていないのは「知らせる仕組み」であって、相手が気づくかどうかは場面と機種で変わります。

録音中は本体の赤いランプが点灯し続ける

Plaud Noteの前面には、状態を示す小さなランプ(インジケーターライト)があります。ディスプレイがないため、ランプの色が状態を知る主な手段です。公式ヘルプ「インジケーターライト」には、録音中のランプについて次の1文があります。

赤のインジケーターライトは、録音中は常に点灯します。

続けて「オフにすることはできません」と明記されています。設定で消す方法はないので、本体が相手から見える位置にあれば、赤い光も見えます。

伝えるのは利用者の責任と公式が明記している

PLAUDは、録音前の同意について専用の質問ページを設けています。「Plaudデバイスまたはアプリで録音する前に同意を得る必要がありますか?」への答えは「一般的には、はい。」で、録音する前にすべての参加者に通知し、法的に必要な同意を得る責任は利用者にあるとしています。

つまり「バレるかどうか」より先に、伝えてから録ることが前提です。相手に見えるかどうかは、伝え忘れたときに相手が気づくかどうかの違いでしかありません。

場面ごとに相手から見えるもの

場面ごとの見え方の一覧

公式ヘルプと報道で確認できた内容だけで、場面ごとの違いを表にまとめます。

場面 使い方 相手から見えるもの 公式の書き方
対面の会議・商談 本体を机に置く・身に着ける 本体と録音中の表示(ランプまたは画面) 赤いランプは録音中は常に点灯・オフにできない
電話・LINE通話 スマホの背面に付けて録音ボタンを押す 通話相手の電話に出る表示の記載はない 振動伝導センサーがスマホのスピーカーから音を拾う
Web会議(Plaud Note) 通話録音モード、またはスピーカーの近くに置く 会議ツールの参加者一覧には何も加わらない Zoom・Teamsなどの会議録音に対応
Web会議(Plaud Desktop) パソコンのシステム音声を録る 参加者一覧にボットは出ない 報道:会議にボットを招待せずに録音できる

対面の会議・商談:机の上の本体とランプが見える

対面で録るときは、本体を机に置くか、ピン型の機種なら服に着けます。どちらも録音中は本体に表示が出るので、本体が相手の視界に入っていれば、録音中であることは見た目で分かります。逆に、かばんの中やポケットの中にあれば表示は見えません。見えるかどうかは置き場所しだいで、機能として相手に知らせているわけではありません。

電話・LINE通話:スマホの背面に付けて振動センサーで拾う

通話を録るときは、本体をスマートフォンの背面に取り付けます。公式ヘルプ「対面録音と通話録音の違いは何ですか?」によると、内蔵の振動伝導センサーがスマートフォンのスピーカーから直接音を拾う仕組みです。通常の電話と同じようにLINEの通話も録れますが、AirPodsを含むイヤホンやヘッドホンを使った通話は録れません。

また、Plaud Noteは自動通話録音に対応していないため、通話のたびに本人が録音ボタンを押して始めます。通話相手の電話に通知や音が出るかどうかについては、Plaud Note・Note Proのヘルプに記載がありません。「相手には分からない」とまでは言い切れないので、通話の冒頭で一言伝えるのが確実です。

Web会議:Plaud NoteもPlaud Desktopもボットは入らない

公式ヘルプによると、Plaud NoteでZoomやTeamsの会議を録る方法は2つあります。スマホの背面に付けて通話録音モードで録るか、パソコンやスマホのスピーカーをオンにして本体を近くに置くかです。どちらも会議ツールの外で音を拾うので、参加者一覧に録音用の参加者が加わることはありません。

Nottaの「Notta Bot」のように、録音用のボットを会議に参加させる方式とは、ここが違います。ボットが参加者一覧に表示される方式なら相手は一覧で気づけますが、PLAUDでは会議ツールの画面に手がかりが出ません。

関連記事:Nottaは相手にバレる?Botと画面収録で違う見え方

パソコンで録るPlaud Desktopも参加者一覧に出ない

パソコン用アプリのPlaud Desktopも同じです。Impress Watchの報道(2026年1月7日)によると、Web会議を自動で検知してパソコンのシステム音声を直接記録するため、会議にボットを招待せずに録音を始められます。対応OSはmacOSとWindowsで、PLAUDの本体を持つ人に無料で提供されています。Plaud Desktopが参加者に録音を知らせるかどうかは、確認できる公式の説明が見つかりませんでした。

機種ごとの録音中の表示

Plaud Note:前面の赤いランプ

カードサイズのPlaud Noteは、前面のランプで状態を示します。録音中は赤く点灯し、ほかにも充電中は紫、充電完了は緑、Wi-Fiの接続待ちは青の点滅など、色で状態が分かれています。録音中の赤いランプだけは、録音しているあいだずっと点いたままです。

Plaud Note Pro:画面に動く波形が出る

上位機種のPlaud Note Proには0.95インチの画面があります。公式ヘルプ「ディスプレイ表示内容とその意味一覧」によると、録音中は画面に動く音声波形が表示されます。画面を暗くしたまま録音を続けているときは、白い点が点滅して録音中であることを示します。録音中にハイライト(あとで見返す印)を付けると、波形の上に紫のマーカーが出ます。

NotePin・NotePin S:身に着ける本体の赤いランプ

服や首に着けるピン型のNotePinとNotePin Sも、録音中は本体のランプが赤く点灯し、どちらもランプはオフにできません。録音の開始と終了は振動で本人に伝わりますが、これは着けている人が確かめるための合図です。2機種とも対面の会話専用で、通話録音には対応していません。

小型の本体ですが、TechRadarのNotePinレビュー(2025年9月)は、目立たないとまでは言えず、着けていれば何かの機器を着けていると分かる大きさだと評価しています。

発売予定のPlaud Oneは通話で相手に音声アナウンスが流れる

イヤホン型の新機種Plaud Oneは、2026年10月に国内で初公開され、年内の発売が予定されています。この機種だけは、通話やオンライン会議を録るときに相手へ知らせる仕組みが公式ヘルプ「Plaud One での通話」に書かれています。

録音が始まると、Plaud One が音声アナウンスを再生し、通話が録音されていることを相手に知らせます。

ただし、録音を始めたときに会議のマイクがミュートになっていると、アナウンスは参加者に聞こえません。公式は、アナウンスが利用者自身の責任に代わるものではないとも書いています。Plaud Noteにこのアナウンス機能はありません。

「バレないように」ではなく伝えてから録る

PLAUDは同意を代わりに取ってくれない

「Plaudは私に代わって録音の同意を取得しますか?」という質問に、公式の答えは「いいえ。」です。理由は次の1文で説明されています。

Plaudは録音用のツールを提供しますが、録音の合法性を判断したり、参加者から同意を収集したりすることはありません。

Plaud Noteには同意を求める画面や音声もないので、伝える役目はまるごと録る人にあります。

公式が示す伝え方は3点(録ること・目的・断れること)

「録音前に他の人に適切に通知するにはどうすればよいですか?」では、開始する前に明示的に同意を得るよう求め、伝える内容の例を3つ挙げています。

  • 録ること:Plaudのデバイスやアプリで録音が行われる
  • 目的:メモや文書化など、録音を何に使うか
  • 断れること:拒否したり、録音されないことを選んだりできる

同意を得たら、会話の冒頭や書面で確認しておくよう勧めています。会議なら、冒頭で「議事録のためにPLAUDで録音します。差し支えがあればおっしゃってください」と伝え、チャットにも同じ一文を残しておけば3点がそろいます。

断られたら録らない・伝え忘れたらすぐ止める

同じページは、録音に異議を唱えた人の音声を録音してはいけないとしています。断られたら、その会議では録らないのが公式の考え方です。

伝え忘れて録り始めてしまった場合は、「同意を得ずに録音した場合、どうなりますか?」が手順を示しています。すぐに録音を止め、同意をまだ得られるかを判断し、録音を共有・保存・使用する前に法務やコンプライアンスの担当に相談します。削除するよう助言された場合は、安全に削除し、行った対応を記録に残します。

法律の判断は社内規程と法務の担当者に確かめる

録音に誰の同意が要るかは、国や地域、場面によって違います。PLAUDの公式ヘルプも法的助言ではないと断ったうえで、迷うときはより安全な方法をとり、法律の専門家に相談するよう勧めています。日本の会議でどこまでの同意が必要かは、この記事では判断しません。社外の人との会議でPLAUDを使う前に、自社の規程を確かめ、迷ったら法務の担当者に相談してください。

図解:「バレないように」ではなく伝えてから録る

録られる側が確かめられること

机の上とスマホの背面に赤いランプがないか見る

対面の会議なら、机の上に置かれたカード型の機器や、服に着けた小さなピンに赤いランプが点いていないかが手がかりです。通話中の相手なら、スマホの背面に付いたカード型の機器が目印になります。ただし、本体が見えない場所にあれば手がかりはなく、Web会議でPlaud Desktopを使われている場合も画面からは分かりません。

気になったら冒頭で聞いてよい・断ってよい

見た目で判断しきれないときは、会議の冒頭で「今日は録音されていますか」と聞くのが確実です。PLAUDの公式ヘルプは、伝える内容に「拒否できること」を含めるよう求めているので、録られたくなければ断ってかまいません。

録られた音声の行き先は運営元の規約で確かめる

録られたあとに気になるのは、音声がどこに保存され、誰が扱うかです。運営元の会社、日本の利用者のデータの保存先、AIの学習への利用は、利用規約とプライバシーポリシーに書かれています。次の記事で公式の記載を整理しています。

関連記事:PLAUDはどこの国の会社?規約で運営元とデータの保存先を確認

まとめ|PLAUDは「録っています」と伝えてから使う

PLAUD NOTEには、相手の電話や会議ツールへ録音を知らせる仕組みは公式に案内されていません。一方で、本体の赤いランプは録音中ずっと点灯し、消すことはできません。

  • 対面:本体が見える位置にあれば、赤いランプ(Note Proは画面の波形)が見える
  • 電話・Web会議:相手の画面に出る表示の記載はなく、会議ツールにボットも入らない
  • 同意:PLAUDは代わりに取らない。録ること・目的・断れることを伝えるのは利用者

次の会議から、冒頭で「議事録のためにPLAUDで録音します」と伝えてから録音ボタンを押してください。会社で使う場合は、この一言を社内の決まりにしておくと伝え忘れを防げます。

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