【2026年最新】CRM API料金比較|HubSpot・Salesforce・Zoho・Pipedrive




CRM API料金比較

はじめに

CRM APIとは?

CRM(Customer Relationship Management)APIとは、顧客情報・商談・タスクなどの営業データをプログラムから操作するインターフェースです。AIエージェントと組み合わせると、問い合わせの自動受付・商談ステータスの自動更新・フォローアップタスクの自動作成を実現できます。

HubSpot・Salesforce・Zoho CRM・Pipedriveはいずれも主要なCRMサービスで、それぞれREST APIを提供しています。メール配信APIと異なり、API利用自体の従量課金はなく、SaaSサブスクの月額費用に含まれるのが特徴です。4社とも公式のMCP(Model Context Protocol)サーバーを提供しており、AIエージェントからコードを書かずにCRMを操作できます。

AIエージェントとCRMの連携パターン

  • リード自動登録:Webフォームの問い合わせをAIが解析→CRMに新規コンタクト登録
  • 商談ステータス更新:メール・チャット内容から商談フェーズを自動で進める
  • フォローアップ自動化:商談停滞を検知して担当者にタスクを自動作成
  • レポート自動生成:月次の商談データを取得→サマリーをSlackに送信

この表の見方

  • 無料プランでAPI:開発・小規模テストを0円で始められるか
  • API上限(目安):1日あたりのコール数やクレジットの上限(プランで異なる)
  • SaaSプラン(参考/月):API利用に必要なサブスクの月額。円は日本語公式ページの表示価格
  • MCP対応:提供元が公式にMCPサーバーを提供しているか(◎=公式ドキュメントで確認)

CRM API料金比較表(2026年9月時点)

※ API利用は各プランに含まれます(別途従量課金なし)。料金は参考値・2026年9月時点の情報です。

サービス 提供元 無料プランでAPI API上限(目安) SaaSプラン(参考/月) AIエージェント用途 MCP対応
HubSpot CRM HubSpot ✓ あり(Free・2ユーザーまで) 100リクエスト/10秒・25万/日(Free・Starter) Free ¥0 / Sales Hub Starter ¥2,400/シート〜 コンタクト管理・タスク作成・商談更新 ◎(公式)
Zoho CRM Zoho ✓ あり(Free・3ユーザーまで) 5,000クレジット/日(Free) Free ¥0 / Standard ¥1,760/ユーザー〜(年間契約) レコード取得・商談更新・タスク作成 ◎(公式)
Pipedrive Pipedrive トライアルのみ(14日) 日次トークン予算制(30,000×プラン係数×シート数) Lite US$14/シート〜(年間契約・約¥2,100) Deals管理・Persons取得・Activities作成 ◎(公式)
Salesforce Salesforce なし 100,000+ライセンス数×1,000/日(Enterprise) Free Suite ¥0 / Core ¥23,400/ユーザー〜(年間契約) 顧客情報取得・商談管理・タスク作成 ◎(公式)

※ HubSpot:Free/Starterは100リクエスト/10秒・25万/日。表は通常価格(新規割引はStarter ¥840)。高頻度はProfessional以上。
※ Zoho CRM:クレジット制(1コール1〜5)。Standardは1日5万+ユーザー×250(上限10万)。
※ Pipedrive:14日無料トライアル。Liteは年契約US$14/月(1ドル150円換算)。バースト上限Lite 20・Growth 40/2秒。
※ Salesforce:APIはPro Suite(¥12,000)で+25米ドル/ユーザー/月、Core(¥23,400)以上は標準搭載。1日10万+ライセンス×割当。
※ Salesforceは2026年9月3日にEnterprise→Core・Unlimited→Advancedへ改名し値上げ(既存契約は旧価格のまま)。

出典:HubSpot 公式料金ページ
出典:Zoho 公式料金ページ
出典:Pipedrive 公式料金ページ
出典:Salesforce 公式料金ページ

用途別おすすめ

無料・低コストからAI×CRM連携を始めたい:HubSpot CRM

無料プランで本格的なCRM APIが使えるのがHubSpotの最大の強みです。コンタクト管理・商談・タスク・メール履歴など幅広いエンドポイントが無料から使え、1日25万リクエストは小中規模のAIエージェント運用に十分です。当サイト(AIエージェントナビ)でもHubSpotのAPIでニュースメール配信を構築し、Starterプランの範囲内で動作しています。MCPは公式が2種類あり、CRMデータを読み書きするリモートMCPサーバー(mcp.hubspot.com)と、HubSpot CLI向けのローカルなDeveloper MCPサーバーです。

始め方:developers.hubspot.comでPrivate Appを作成しAPIトークンを発行(Python SDKあり)。MCPの設定はHubSpot MCP Serverのページ参照。

コスト重視・Zohoエコシステムを活用したい:Zoho CRM

3ユーザーまで永久無料でCRM+APIが使えるサービスです。1日5,000クレジットの範囲内なら、AIエージェントからの顧客情報取得・更新が0円で実現できます。有料プランはStandard ¥1,760/ユーザー/月(年間契約)からで、Professional ¥3,260・Enterprise ¥5,660・Ultimate ¥7,360。初期費用はかかりません。

公式のZoho MCPはCRMのほかMail・Calendar・Desk・Cliq・Projects・WorkDriveにも対応し、Zoho製品で業務を統一しているほどAI自動化の範囲を広げやすいのが強みです。国内中小企業の採用も多く、有料プランには日本語サポート窓口があります。

始め方:zoho.com/crm/developerでOAuth認証を設定し、無料アカウント(3ユーザー)でAPIクライアントを登録。MCPはZoho MCPからサインアップ。

営業パイプライン管理に特化したい:Pipedrive

商談(Deal)の進捗管理がシンプルで直感的な営業特化型CRMです。AIエージェントとの連携ではDeals・Persons・Activitiesの3エンドポイントを中心に使い、商談の自動ステージ更新・活動記録の自動追加に向いています。

無料プランはなく、最安のLiteが年間契約でUS$14/シート/月(約¥2,100)。14日間の無料トライアルで全機能を試せます。レートリミットは日次のトークン予算制で、小規模な自動化なら問題ありません。2026年6月30日に全プラン対象のネイティブMCPサーバーが発表され、OAuthで接続すればChatGPTやClaudeから商談の検索・作成・更新ができます。

始め方:developers.pipedrive.comでトライアル開始→APIトークン発行→HTTPリクエスト。MCPはPipedrive公式ヘルプにChatGPT用・Claude用の接続ガイドがあります。

大企業・既存Salesforce環境がある:Salesforce

エンタープライズCRMの世界標準で、APIの機能は最も充実しています。複雑なビジネスロジックの組み込みや、AgentforceなどSalesforce独自のAI機能との統合に向いています。Free Suite(¥0・2ユーザーライセンス)はAPIを含まないため、API連携が前提なら標準搭載のCore(¥23,400/ユーザー/月・年間契約)以上か、Pro Suiteに追加料金(25米国ドル/ユーザー/月)でAPIを付ける形になります。公式のHosted MCP Serversは2026年4月にGAとなり、Enterprise Edition以上の組織でClaude・ChatGPT・Cursorなどから接続でき、ユーザー単位のOAuth 2.0で既存の項目レベルセキュリティと共有ルールがそのまま適用されます。

始め方:developer.salesforce.comでDeveloper Edition(開発・テスト専用)を作成しConnected Appを設定。本格運用はEnterprise以上を契約し、MCPはHosted MCP Serversガイドの手順で設定します。スモールスタートには他サービスの方がコスト効率で勝ります。

よくある質問

CRM APIを無料で使えるサービスはありますか?

HubSpot CRM(Free・2ユーザーまで・1日25万リクエスト)とZoho CRM(Free・3ユーザーまで・1日5,000クレジット)は無料プランでAPIを使えます。Pipedriveは14日間の無料トライアルのみ、SalesforceのWebサービスAPIはCore以上に含まれます(Pro Suiteは追加料金)。

AIエージェントからCRMに顧客情報を自動登録するには?

CRM APIのPOSTエンドポイントを使います。HubSpotなら/crm/v3/objects/contacts、SalesforceならPOST /services/data/vXX.X/sobjects/Contactです。WebフォームやチャットボットからAIが情報を解析してCRMに登録するパターンが一般的で、HubSpotはFreeプランでも可能です。

HubSpotとSalesforceはどちらがAIエージェント連携に向いていますか?

スタートアップ・中小企業ならHubSpot(Free〜Sales Hub Starter ¥2,400/シート/月)が向いています。無料でAPIが使え、公式MCPサーバーもあります。大企業・複雑なビジネスロジックが必要ならSalesforceですが、APIを含むCoreは¥23,400/ユーザー/月(年間契約)からです。

CRM APIのMCPサーバーはありますか?

はい。4社とも公式です。HubSpotはリモートMCPサーバー(mcp.hubspot.com)、ZohoはCRMを含む複数アプリ対応のZoho MCP、Pipedriveは2026年6月30日発表の全プラン対象のネイティブMCP、SalesforceはHosted MCP Servers(Enterprise Edition以上・2026年4月GA)。Claude CodeなどのMCP対応エージェントから自然言語でCRMを操作できます。

CRM APIのレートリミットを超えるとどうなりますか?

上限を超えたAPIコールはHTTP 429(Too Many Requests)で拒否されます。リトライ処理(指数バックオフ)を入れるか、上位プランや追加APIコール枠の購入で対処します。Pipedriveは日次のトークン予算が75%に達すると管理者へ通知メールが届きます。

Salesforceに無料プランはありますか?

はい。Free Suite(¥0・2ユーザーライセンス)でリード・商談・顧客ケース管理を契約やクレジットカード登録なしで使えます。ただしWebサービスAPIはFree Suite・Starter Suiteに含まれず、Pro Suiteは追加料金(25米国ドル/ユーザー/月・税抜)、Core以上で標準搭載です。開発・テスト用のDeveloper Editionは1日15,000コールまで使えます。

まとめ

CRM APIは4社とも利用料が月額サブスクに含まれ、API単体の従量課金はありません。0円で始めるならHubSpot CRM(Free・2ユーザー)かZoho CRM(Free・3ユーザー)、営業パイプライン特化ならPipedrive(14日トライアル後にUS$14/シート/月〜)、既存環境や大規模運用ならSalesforce(APIはCore ¥23,400/ユーザー/月〜)という選び分けです。

MCP対応は2026年9月時点で4社とも公式サーバーが揃いました。まず無料プランのあるHubSpotかZoho CRMでMCP接続を試し、必要なAPI上限とプラン費用を確かめてから本番のCRMを決めるのが失敗の少ない進め方です。

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