【2026年最新】コミュニケーション系API料金比較|Slack・LINE・Chatwork・Teams

はじめに
コミュニケーション系APIとは?
コミュニケーション系APIとは、Slack・Chatwork・LINE・Microsoft Teamsといったチャットツールに対して、プログラムからメッセージ送信・通知・データ取得を行うためのインターフェースです。
AIエージェントの処理結果をチャンネルに通知したり、ユーザーへプッシュ通知を送ったりする用途で広く使われています。AI系APIと異なり、API利用自体は多くの場合無料で、サービスのサブスクリプション費用のみがかかります。各社が公式MCPサーバーも公開しており、通知だけでなくチャットの読み書きまでAIエージェントに任せられます。
AI系APIとの料金体系の違い
- AI系API(GPT・Geminiなど):APIを呼び出すたびにトークン数に応じた従量課金
- コミュニケーション系API:SaaSのサブスク月額に含まれる。API呼び出し自体に別途課金されないケースが多い(LINEは送信通数に応じたプラン上限あり)
この表の見方
- API形式:Incoming Webhook(URL宛にPOSTするだけ)またはREST API(認証トークンが必要)
- 無料枠:無料プランでAPIが使えるか。括弧内は無料で使える範囲
- 有料プラン(参考/月):API制限解除や追加機能のための月額費用(SaaSサブスクの参考値・税抜)
- MCP対応:◎=提供元がホストするリモートMCPサーバーあり/○=提供元がGitHubで公開するOSSのMCPサーバー(自分で起動)/—=未確認
コミュニケーション系API料金比較表(2026年9月時点)
※料金は税抜・参考値。2026年9月時点の情報です。
| サービス | 提供元 | API形式 | 無料枠 | 有料プラン(参考/月) | AIエージェント用途 | MCP対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Slack | Salesforce | Incoming Webhook / REST | ✓ あり(Free・10連携まで) | Pro ¥925/人/月(年払い)〜 | チャンネルへの自動通知 | ◎(公式リモート・mcp.slack.com) |
| Chatwork | Chatwork | REST API | ✓ あり(フリー・API利用可) | スタンダード ¥700/人/月(年間契約)〜 | ルームへの自動メッセージ送信 | ○(公式OSS・@chatwork/mcp-server) |
| LINE Messaging API | LINE Yahoo | REST API | ✓ あり(月200通まで) | ライト ¥5,000/月・5,000通(追加送信不可)〜 | ユーザーへのプッシュ通知 | ○(公式OSS・プレビュー版) |
| Microsoft Teams | Microsoft | Workflows(Power Automate) | ✓ あり(無料版Teams) | Essentials ¥599/人/月(年払い)〜 | チャンネルへの自動通知 | ◎(公式リモート・Agent 365) |
※ Slack:Freeは連携10件まで・Pro月払い¥1,050。投稿は1チャンネル毎秒1件(全プラン)。
※ Chatwork:API 300回/5分(全プラン)。組織契約は管理者申請が必要・月払い¥840/人。
※ LINE:無料は月200通(追加不可)。追加送信はスタンダード(¥15,000/月・3万通)のみ〜¥3/通。
※ Teams:M365コネクタ版Webhookは2026年5月18日から廃止。現在はWorkflowsアプリで作成(無料版も可)。
※ Notion APIはプロジェクト管理API料金比較ページに掲載しています。
関連記事:【2026年最新】プロジェクト管理API料金比較|Backlog・Asana・Jira・Notion
出典:Slack 公式料金ページ
出典:LINE 公式料金ページ
出典:Chatwork 公式料金ページ
出典:Microsoft Teams 公式料金ページ
用途別おすすめ
AIエージェントのエラー・完了通知を送りたい → Slack Incoming Webhook(¥0〜)
Slack Incoming Webhookが最もシンプルです。URLを発行してJSONをPOSTするだけで送信でき、フリープラン(アプリ連携10件まで)なら小チームの通知は¥0で足ります。REST APIならチャンネル一覧の取得・ファイル送信・スレッド返信もでき、本格運用はProプラン(¥925/人/月・年払い)が現実的です。
国内中小企業のチームならChatwork APIも同じ手軽さです。国産で日本語ドキュメントが充実し、REST APIでルームへのメッセージ送信・タスク作成ができます。APIトークンだけで使え、OAuth 2.0にも対応しています。
エンドユーザー(消費者)に直接通知したい → LINE Messaging API(月200通まで¥0)
LINE Messaging API一択です。国内ユーザーへのリーチは他の追随を許しません。Push・Multicast・Broadcast・Narrowcastの各APIで送った分が通数に数えられ、ユーザーのメッセージへReply APIで返す分は数えられません。
月200通以内なら¥0で始められます。超えるとライトプラン(¥5,000/月・5,000通・追加送信不可)が必要で、大量配信はスタンダードプラン(¥15,000/月・30,000通・追加〜¥3/通)を検討してください。
社内のMicrosoft 365環境に通知したい → Microsoft Teams(Workflows・¥0〜)
Microsoft Teams(Workflows)が最適です。チャンネルのメニューから「ワークフロー」を選び、受信用URLを作成してJSONをPOSTします。無料版Teamsでも使え、Adaptive Cards対応でリッチなメッセージが送れます。
有料プランはEssentials(¥599/人/月)・Microsoft 365 Business Basic(¥1,049/人/月)・Business Standard(¥3,523/人/月)などがあります(いずれも年間サブスクリプション・税抜)。
AIエージェントにチャットを読み書きさせたい → 公式MCPサーバー(Slack・Chatwork・LINE・Teams)
チャンネルの検索・履歴の要約・返信の下書きまで任せるならMCP対応列を見てください。SlackはリモートMCPサーバー(mcp.slack.com)にOAuthで接続し、検索・送信・canvas作成ができます(接続はワークスペース管理者が承認)。TeamsもAgent 365基盤のリモートMCPサーバーがMicrosoft公式のMCPカタログに載っています。
Chatworkは公式OSSの@chatwork/mcp-serverをAPIトークン付きでClaude DesktopやClaude Codeから起動できます。LINEのLINE Bot MCP Server(プッシュ送信・Flex Message・プロフィール取得・リッチメニュー操作)は試験的なプレビュー版です。いずれもMCPサーバー自体は無料で、料金は各サービスのプランに含まれます。
よくある質問
Incoming WebhookとREST APIの違いは?
Incoming Webhookは「URLにPOSTするだけ」の送信専用の方式です。REST APIはトークン認証が必要ですが、メッセージ取得・チャンネル管理・ファイル送信など双方向の操作ができます。AIエージェントからの一方向通知ならWebhookで十分です。
AIエージェントからSlackに通知するにはどうすればよいですか?
Slack Incoming Webhookを使います。ワークスペースにWebhookアプリを追加してURLを発行し、そのURLへJSONをPOSTするだけで指定チャンネルに送れます。フリープランでも使えます(アプリ連携は10件まで)。始め方はdocs.slack.devを参照してください。
LINE Messaging APIは無料で使えますか?
LINE公式アカウントのコミュニケーションプラン(月額¥0)で月200通まで無料です。超える場合はライトプラン(¥5,000/月・5,000通)以上が必要です。Reply APIの返信は通数に数えません。始め方はdevelopers.line.bizを参照してください。
Chatwork APIは何ができますか?
ルームへのメッセージ送信・タスク作成・メンバー管理・ファイルアップロードができます。APIトークンは「サービス連携」画面で発行し、フリープランでも使えます(組織契約は組織管理者への申請が必要・リクエストは5分あたり300回まで)。始め方はdeveloper.chatwork.comを参照してください。
Microsoft Teamsの受信Webhookは終了したのですか?
Microsoft 365コネクタ(旧Office 365コネクタ)版の受信Webhookは、Microsoftが2026年5月18日から廃止展開を始めています。現在はTeamsの標準アプリ「Workflows」(Power Automate基盤)でWebhook URLを作成します。無料版Teamsでも利用できます。
MCP対応の「◎」と「○」は何が違いますか?
◎は提供元がホストするリモートMCPサーバー(Slack・Teams)で、AIクライアントからOAuthで接続します。○は提供元がGitHubで公開するOSSのMCPサーバー(Chatwork・LINE)で、自分のPCやサーバーで起動して使います。LINEはプレビュー版です。
これらのAPIはAIと組み合わせて何ができる?
エージェントが記事を生成完了→Slack通知→オーナーが承認→WordPressに公開、という流れや、問い合わせフォームをトリガーにAIが回答を生成→LINEで返信、が一般的です。MCPサーバーなら、Slackで依頼を受けて結果を返す形も組めます。
まとめ
4サービスとも無料プランでAPIが使え、費用はSaaSのサブスク月額だけです。社内通知はSlack(Pro ¥925/人/月〜)かChatwork(スタンダード ¥700/人/月〜)、消費者向けはLINE Messaging API(月200通まで¥0)、Microsoft 365環境ならTeamsのWorkflows(Essentials ¥599/人/月〜)が基本の選び方です。
チャットの読み書きまで任せるなら、SlackとTeamsは公式リモートMCP、ChatworkとLINEは公式OSSのMCPサーバーがあります。まずは無料プランで通知1本から始め、通数や連携数の上限に当たった時点で有料プランを検討してください。




